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兼好∞ シーズンII(第6回)仙台の鬼夫婦 [落語]

兼好∞ シーズンII(第6回)仙台の鬼夫婦
於:巣鴨 スタジオフォー

三遊亭けん玉『手紙無筆』
三遊亭兼好『祇園祭』
玉川奈々福『仙台の鬼夫婦』
玉川奈々福『金魚夢幻』
三遊亭兼好『お化け長屋』

伯母の一周忌と納骨があったのだが、この会もだいぶ前から予約している。悩んだ末、法要だけ出席して会食をパスして喪服のまま会場へ。ギリ不義理にはならないだろう。

けん玉さん、ここ最近『手紙無筆』を聴くことが多いが、その中でも出色の出来だったのではなかろうか。
今日の高座は面白かった。オチもちょっと違っていたし。

兼好師の一席め、『祇園祭』は兼好師では初めて聴く。
京都の人間のイヤーな感じがよく出ているものの、最後に笑うその笑い方がおかしくてそんなに嫌な感じを受けない。下手な人だとホントに京都人が「イラつく嫌な奴」で聴いてて嫌な気分になるのだが。
啖呵も今日はキレがあり、聴いていて心地いい。

奈々福先生、「浪曲初めてという方は?」と聞くがほとんどいなかったようだ。前回の兼好∞のゲストが太福さんだったからなあ。
けれども浪曲に慣れてるってわけではないから、「待ってました」とか「たっぷり」とかのお約束を熟知してるわけでもない。なのでそこらへんを期待されても応えられない。
それは仲入りのときに気づいたらしく、二席めのときに「あれは浪曲のスタンダードではありませんから!」と釘を刺される。
それはともかく、いやあ素晴らしかった。「どこが」と聞かれても答えられないのだけれど、朗々と歌い上げているときのコブシとかいいねえー。日本人のDNAに響くというか。
太福さんも言っていたのだが、どうやら浪曲には拍手するポイントがあるらしいのだが、そのポイントがわからない。褒めたいんだけどどうすればいいのかわからない。うーんもうちょっとちゃんと聴かないとダメかな。浅草の木馬亭行けばいいのだろうか。
いずれにしても面白かった。特に一席めはよかった。
二席めも悪くはないがファンタジー色が強めだったので若干入り込めないところがあったかな。

兼好師の二席め、久々の『お化け長屋』。
先日の「けんこう一番!」で怪談噺のマクラを振っていたときに、「『お菊の皿』か『お化け長屋』か……久しぶりに『お化け長屋』聴きたいなー」と思っていた。その時は『お菊の皿』がかかったのだが、今日『お化け長屋』が聴けて嬉しい。実に3年ぶりくらい。
やっぱりたぬもく、最初にきた男、ふたりめの男とそれぞれキャラが立っていて面白い。
特にふたりめの男がどさくさに紛れて最初の男が置いていった財布を持っていってしまうのだが、「橋のたもとで泣いてる野郎がいたからやっちゃった」と最初の男に財布が戻るのがおかしい。こういう細かいところにもフォローが入るのが兼好師っぽい。

前回は人数がいっぱいということで打ち上げに参加できなかったのだが、今回は大丈夫だった。
20170723_01.jpg
菜々福先生と兼好師のツーショット。

20170723_02.jpg
兼好師がこんな表情をするのは珍しい。なんでこんな顔になったのかは忘れた。

20170723_03.jpg
けん玉さん。……なんか普通の好青年っぽくなってしまった。

20170723_04.jpg
じゃんけんさんが好青年っぽいのはまあいつも通りというか。

Nikon Df
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