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三遊亭遊馬独演会 2017年6月18日 [落語]

三遊亭遊馬独演会 2017年6月18日
於:国立演芸場

三遊亭遊馬『青菜』『井戸の茶碗』『浜野矩随』

曇り空なのでなんとなく家の中でぼんやりと過ごす。
なんか日曜の昼のテレビ番組ってずるずると見ちゃうんだよなあ。
洗濯して買い物行ってビール飲みながら野球見て合間に写真をインスタにアップしてとそれなりに充実してるっちゃあしてる。
最近取った写真をインスタばっかりに上げてこっちにはほとんど上げてないな……。まあほとんど見てる人いないからいいんだけど。
で、野球も延長に入ったところで家を出る。

遊馬師の『青菜』はなんと5年ぶり。そんなに聴いてなかったか。
マクラで「庭に水 新し畳 伊予すだれ 透綾ちぢみに 色白のたぼ」とあったので『青菜』とわかる。
日本語の言葉遊びの例として……と切り出したのだが、隣の若めのカップルにはまったく通じていない様子。あまり想像できないですかね、と逆の「西日射す 九尺二間に 太っちょの 背なで児が泣く 飯が焦げつく」も出す。こっちはやや通じたようだがそれでも反応は薄い。そりゃそうだろうなあ。俺だって何度聴いても意味わからなくて調べてようやくわかったし。
まあそれはそれとして、遊馬師の植木屋の夫婦はかなり仲がいい感じ。他の噺家の「なんだかんだいって仲がいい」というのではなく、元から仲良しな感じ。
自分でもやってみたい、とやっている場面はわりとさらっと。「ところで植木屋さん」「植木屋はお前だ!」とかの「お屋敷でのやり取りを再現するために不自然になる」部分を長くくどく演る人もいるが、私はそれ苦手。さすがにそんな馬鹿いないだろって醒めてしまう。なので遊馬師のはちょうどいい加減で好き。

一席めが終わって高座が暗転して着替えタイム。
舞台が暗い青の照明になり、何箇所かが紫の光が当たる。もしかして紫陽花の表現かな。

二席め、袴をつけての登場なので侍の噺かと。先週『粗忽の使者』をリクエストしておいたのでちょっと期待したが『井戸の茶碗』でした。
まあ井戸茶も好きな噺なんだけど。というか井戸茶で遊馬ファンに、ひいては落語好きになったから、私にとっては特別な噺。
先日は寄席で聴いたがカットされており、久しぶりにフルで聴いた。やっぱり面白い。
「屑屋さん。この五十両は持ち帰りなさい。持っていきなさい。……優しく言っているうちに持っていきなさい」と千代田朴斎と高木作左衛門がふたりとも言っている場面が好き。これあまり言っている人いないんだよなあ。

『浜野矩随』は結局先週の遊馬百席からさほど変わらず。まあそりゃそうだろうなあ。
若狭屋での一件を母親に話す場面でハメモノが入る。
母親が最後に彫ってくれというものが観音様から阿弥陀様に変わっていたが、これには何か意味があるのだろうか。難易度はさらに上がっていそうだけれども。
それと「松次郎はもともと筋は良かったのだが何かが足りなかった」という解説が加えられていた。これは今まで聞いた中だと志らく師がそういうことを言っていたのだが、正直私はそれは余計だと思うんだよなあ……。まあ素人の感想なので。

毎回3組に次回独演会のペアチケットが当たるのだが、なんと私が当たった。
あらあらそんなことしてくれなくても毎回お金払って行くのに。
今年は野球のチケットも当たったし、ついてるなあ。
そうそう野球といえば延長で2点差つけられていたところまでをネットで見て諦めていたのだが、亀井がサヨナラ3ラン打って男泣きしてるのをニュースで見てこっちまで泣きそうになってしまった。俺亀井の大ファンなんだよう。
タグ:三遊亭遊馬
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