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清瀬けやき亭落語応援会 そうだ じゅげむ きこう 第五十回スペシャル! [落語]

清瀬けやき亭落語応援会 そうだ じゅげむ きこう 第五十回スペシャル!
於:清瀬 清瀬けやきホール

トーク
雷門音助『たらちね』
春風亭一蔵『短命』
立川こはる『提灯屋』
春風亭正太郎『五目講釈』
三遊亭天どん『紺屋高尾』

グッとくる顔付け。これで1500円というのだから安い。
まずは5人全員でトーク。
天どん師が司会的な役割なのだが、まあ予想どおりあっという間にぐだぐだになり、皆好き勝手にいろいろなことを言い出す。
その中で音助さんは他協会の二ツ目と真打に囲まれて、気づくと何も話していない。こはるさんや一蔵さんに話を促されて話し出すが、いつの間にか他の人が話しているという塩梅。5日後、というから2月中席からか、二ツ目に昇進するそうだ。

さて音助さん、わん丈さんとならんで出てくるとお得な気分になれる前座さんだったが、前座姿は見納めか。
「よって件の如し」まできっちりと本寸法に演じる。

一蔵さん、いつもながら八っつぁんの押しっぷりとおかみさんの豪快っぷりが楽しい。
そういやいろんな人が学校寄席では「『パンツ破けたよ』『またかい』の『パンツ』だけでウケる」という話をするのだが、ホントに隣に座った小学生は「パンツ」でウケていた。

こはるさん、すんごい久しぶり。ヘタしたら5〜6年ぶりくらいか。立川流だけは特に追っかけてる人がいないので、どうしても巡り合わせが少ない。
ツルツルっと軽快な江戸弁で聴かせてくれる。

正太郎さん、混沌とした講釈を得々と聴かせるのが楽しい。けどこの噺って講談や歌舞伎、歴史に素養がなければ何が面白いのかわからないよなあ。というか私も面白さが完全にわかっていない。
考えてみれば今日は客席に子どもがいるとトークのときから言っていたのに、音助さんの「よって件の如し」も一蔵さんの艶笑噺も、こはるさんの家紋も天どん師の廓噺もあまり子ども向けとはいえないような……。

天どん師の『紺屋高尾』は初めて。
冒頭、久蔵が親方に「高尾と夫婦になりたいから口をきいてくれ」と頼みにくるという世間知らずっぷりがものすごい。この形は初めてだなあ。
高尾に嘘を告白するとき、「野田の醤油問屋の若旦那じゃねえってのはこの紺に染まった手が証拠です。……でもこの手はあっしの誇りです」と言うのはすごくいいなあ。
そしてこういう人情噺でも漂う天どん節。
終演後全員でお見送りしており、なぜか「ありきたりな噺ですみません」と謝られた。何故。
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