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第三十五回 一蔵ひとりの会 [落語]

第三十五回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『権助魚』『大工調べ』『阿武松』

今年初めての一蔵ひとりの会。
いつも「チラシを作るのが遅い」といわれたので4月分まで早々に作ったはいいが、回数がまるっきり違っているという。あーホントだ今日の会が「第三十三回」って書いてある。

『権助魚』は一時期よく聴いたのだが、ほぼ一年ぶりのネタ。一蔵さんでは2年以上聴いていなかった。このネタの偏りってのはなんなんだろう。他の人もこういうことあるんだろうか。
権助の朴訥さが楽しい。
結構あっさりめに一席めを終える。

二席めはネタおろし。
お白州のお裁きまでたっぷりと。おそらくそのために一席めを軽めにしたのだろう。
多くの人は明日からお屋敷の仕事が始まって道具箱を持ち込むのに門限があるという理由で棟梁が大家に掛け合うという形なのだが、一蔵さんのは単にいま棟梁が抱えている仕事に顔を出さないから道具箱を出せという。うーん、それだと棟梁が必死になって道具箱を取り返す理由としては少し弱いような。
啖呵は威勢よくトントンとまくし立て、小気味よく聴かせる。以前想像していたとおり、やっぱりこういう啖呵はよく似合う。

三席め、鈴本の楽屋にはテレビがあり、相撲があるときは必ずついているのだとか。前座時分にそれを見ていたために相撲が好きになり、今では家でも見るようになったとか。
琴奨菊の優勝を見て、本当は別の噺をかけようと思っていたんだけれども、といいながら『阿武松』に。
この噺は一蔵さんで何度か聴いており、得意ネタとなりつつあるようだ。
一席めの権助とはまた違った朴訥さで、それがいいんだけどそろそろなんかもう一味欲しいような……。

帰る際、お見送りに出ていた一蔵さんと挨拶をしようとするも、前の人がいろいろと話し込んでいたので少し顔を合わせる程度にする。こないだのあラやしきもそんな感じで、そのときは顔さえ合わせてないような。まあ特に話すことはないからいいんだけどさ。皆こういうとき何を話してるんだろう。
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