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両国寄席 平成二十七年 十月十二日 [落語]

両国寄席 平成二十七年 十月十二日
於:お江戸両国亭

三遊亭王楽『恋してコチコチ』
三遊亭好太郎『ちりとてちん』
三遊亭楽生『片棒』
柳家紫文 三味線漫談
三遊亭萬橘『八五郎出世』

好太郎師、お世辞の上手い男のヨイショがやりすぎずにちょうどいい感じ。
奥に話しかけるのがお清だったり婆さんだったりかなり後の方でも入り混じっていたけど、そういう演出?

楽生師、好太郎師もそうなんだけど、古典落語に現代ネタを入れてくるのはいいとして、「船場吉兆」とか「ホリエモン」とか「オスプレイが墜落したのかと思った」とかなんでそんな中途半端な古いネタを入れてくるんだろう。こういうのって最新の時事ネタを入れるから面白いんじゃないの?

紫文師、いつもの長谷川平蔵シリーズ。最近時代小説に目覚め、『鬼平犯科帳』も読んでいるのでわくわくしてたのだが、そういやこれ長谷川平蔵ほとんどというかまったく関係ないんだった。
でもやっぱり面白い。
長谷川平蔵シリーズは大阪でものすごくウケるのだそうだ。大阪人はこういう同じことを繰り返すネタが大好きなんだとか。ははあ。
とはいえ気を抜いていると「一日の商いが終わったであろう一人の○○屋が足早に平蔵の脇を通り抜ける」で「何屋って言ったっけ?」とわからなくなってしまうそうな。

萬橘師、つるが見初められるところからたっぷりと。
大家さんに「上手く行けば侍になれるぞ」と言われ、「いいよー侍になれなくって。なんかいいことあんの?」と嫌がっているのに「金が入るぞ」と言われた途端に「そうでござるか」と手のひらを返すくすぐりが面白かった。
後半、つるに語りかける場面はかなりあっさりとしており、湿っぽさはほとんどなし。
全編通じて八五郎の破天荒さが前面に出ていて、思わず吹き出す破壊力。やっぱり面白い。
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