SSブログ

一蔵ひとりの会 30回スペシャル! [落語]

一蔵ひとりの会 30回スペシャル!
於:清瀬 清瀬けやきホール

春風亭一花『金明竹』
春風亭一蔵『ちりとてちん』
春風亭一朝『片棒』
翁家和助 太神楽
春風亭一蔵『子別れ・下』

今日も少しばかり遠出。
ううー今日はあらぱん亭で兼好師が、中野で扇辰日和が、同じ時間くらいに開かれている。
どれも毎回行っているので外せないのだが、前売りでチケットも買ってるし、先に入れた予定を優先させる。

一花さん、久しぶりに聴く。
前も聴いたとおり身体が小さくて声も高く、中学生みたい。
それが無邪気な与太郎(松公ではなく与太郎だった)に合っている。

一蔵さん、八年前の今日、母親を連れて一朝師に入門志願した日なのだという。
噺はもはや得意ネタ? の『ちりとてちん』。
竹さんのヨイショが行きすぎて大変なことになっている。
一方の寅さんは相変わらずのひねくれっぷり。しかし、一口鯛の刺身を食べると人差し指をほっぺたにグリグリして「ヴォーノ」の仕草、二口食べると両手でヴォーノ。
ここまで言葉と行動が違うのは一蔵さんが一番かも。

一朝師、「イッチョウ懸命」をわくわくしながら待っていたのだが今日はナシ。そんなこともあるんだ。ちょっと残念。
やっぱり銀次郎のお祭り騒ぎがとにかくおかしい。お囃子の口三味線やそれに怒るおとっつぁんの江戸弁が心地よい。

和助さん、翁家社中ではなく、ひとりで出ているのを見るのは初めてかも。
単純に曲芸をするだけではなく、いろいろと笑いを織り交ぜていた。

一蔵さんの二席め、客席を暗くし、マクラもなしで噺に入る。
グイグイと噺が進んでいき、引き込まれる。
亀吉の額に傷をつけた子の家の場所を聞き、「斎藤さん……この借りは必ず……」といいながら指を鳴らすのは文左衛門師譲りか。似合うなあ。
父親と母親、どちらも「自分のことを何か言っていたか」と聞かれた時のにやーっと笑いながら「はいー?」と答える亀吉の表情が楽しい。

終演後はちょっと足を伸ばして多摩湖、狭山湖に。が、バイクを停められる場所が見つからず、通り過ぎただけで帰ってくる。
ま、バイク乗れたからいいや。
nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 6

あべし

いま思い出しました。連投失礼します。

去年の9月に、にぎわい座で一之輔師匠の独演会がありまして。

その時に初めて一蔵さんを見ました。
タイトルを忘れてしまいましたが、
鳥の背中に乗って空を飛んで落っこちるような話でした。

3人しか客が居ない2階席の高座に近いサイドの席で見てました。

たぶん他のお客さんには判らない視点で見たので
気づいた人は居なかったと思います。

話を終えた一蔵さんが、今まで座ってた座布団が
ビッショリと濡れてました。

凄い熱演で汗だくだったは見ていて判りましたが、
まさか座布団があそこまで濡れてたとは、驚きでした。
by あべし (2015-08-17 22:08) 

Macky

>あべしさん
こんばんは。

>鳥の背中に乗って空を飛んで落っこちるような話
『鷺とり』……でしょうか。
雀の捕まえ方や鷺の捕まえ方をとくとくと語るところもそうですが、全編落語らしいナンセンスさに溢れてて好きな噺です。

一蔵さんはあの体格ですし、熱演されるので汗がすごいですよね。
手を置いている着物の膝の部分が、いつもしっとりと濡れているのが客席からもわかります。
たまに高座返しの前座さんが手ぬぐいで高座を拭いたり、次の人に毛氈についた汗ジミを見られて「うわあ」って言われてみたり。
私も夏は尋常ではなく汗をかくので、親近感が湧きます。
by Macky (2015-08-18 02:06) 

あべし

有難うございます。
さすがです。

思い出しました。確かに『鷺とり』というお話しでした。
私もこのお話しはとても好きです。

たった1回しか聞いたことないのにインパクトが
強かったので覚えてました。

TVやラジオなどでも、あまり他の落語家さんで
聞いたことがないのですが、珍しいのでしょうか?
いろんな落語家さんのいろんなパターンで聞いてみたいお話しです。
by あべし (2015-08-19 01:02) 

Macky

>あべしさん
こんばんは。
『鷺とり』は私は年に1〜2回程度でしょうか。
確かにあまり頻繁に聴くというわけではないですね。
誰だか忘れてしまいましたが、あまりにもナンセンスすぎてあまりウケないと言っていましたね。

私のオススメは小せん師です。
あの飄々として枯れたキャラクターで、淡々とナンセンスな噺を繰り広げるのがたまらなくおかしくて大好きです。
by Macky (2015-08-19 23:22) 

あべし

こんばんわ。
アドバイス有難うございます。

小せん師匠は、確か1度だけ寄席で聞いた事があり、
機会があればと思ってました。

こういったアドバイスは私のような初心者には大変有難いです。
その噺家さんの聴きどころといいますか、
押さえるべきツボといいますか。

これからも宜しくお願いします。
by あべし (2015-08-21 02:03) 

Macky

>あべしさん
こんばんは。
そんなアドバイスなどという大それたものでは……。
すでにお気づきでしょうが、私は結構偏ってますのであまり参考にはならないのではないかと。
by Macky (2015-08-22 01:02) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0