にぎわい座夏祭り 東京四派若手そろい踏みの会 [落語]
にぎわい座夏祭り 東京四派若手そろい踏みの会
於:横浜にぎわい座 芸能ホール
三遊亭けん玉『雑俳』
三遊亭兼好『蛇含草』
立川生志『反対俥』
林屋木久蔵『やかんなめ』
三遊亭遊雀『堪忍袋』
春風亭一之輔『笠碁』
大喜利
新しいバイク、HONDA PCXキター!
iPhone 5S
昨日は夏休み取っていたので、バイク屋にちょっと無理を行って金曜に納車してもらう。
車体自体は昼過ぎに来たものの、自賠責保険の乗せ変えがあるとのことで乗るのはお預け。結局5時くらいまで待つ。
せっかくなので試乗を兼ねて近所のバイク用品店へ行き、iPhoneホルダーとコンビニフックを購入する。
いやー年式が新しいだけあって静かだし、加速もスムーズ!
アイドリングストップ機能がついており、3秒以上停まっていると自動的にエンジンが止まる仕組みなのだが、ついこないだまでアイドリングストップ機能もついていないのに信号待ちで勝手にエンジンが止まるというバイクに乗っていたため、やけにドキドキする。
などと思いながらウキウキで乗っていたところ、ゲリラ豪雨のような土砂降りが。5分足らずでパンツの中までビッショリになる。とんだ乗り初めだ。
今日はちょっと遠乗りして横浜まで。
基本的に4号から15号をまっすぐ行くだけなのに道を間違えるとかどうかしてるんじゃないだろうか。iPhoneホルダーもつけてナビがわりに地図も表示させてるというのに。
で、開演10分前に到着。
開口一番はけん玉さん。ちょっと予想していたが、当たると嬉しい。
顔の表情や目の動きが兼好師と似ている。やや大げさな感じはあるが。
先日ポッドキャストで広瀬和生氏と萬橘師もけん玉さんは兼好師にそっくり、と言っていた。やっぱりみんな思ってるんだな。
とにかくけん玉さんの兼好師愛が伝わってきて微笑ましいというか。
その師匠の兼好師、この会はもう5年目になる、同じメンバーで会を続けられるというのは実はそんなにないのだ、という。で、なぜ長続きするのかというと……と登山に例えて語りだす。
曰く、登山というのはさまざまなキャリアの人がいるパーティーというのは事故に遭いにくいのだという。同じキャリアくらいの人たちだけだと、ついついもう少し、もう少しと先に進もうとして事故に遭う。もちろん全員初心者でもいけない。それと同じで、いろんなキャリア、所属団体のメンバーが集まるからいいのではないか、と分析をする。
で、登山はひとりだけ初心者がいるともっともうまくいくのだとか。ここでくすくすと忍び笑いが会場から聞こえる。そこに被せるように「……なので木久蔵兄さんには感謝してます」で大爆笑。会場にいる全員が心のなかで「言っちゃった!」と突っ込んだと思う。
生志師、お盆ということで死者があの世から帰ってきているのかもしれないが、どうも談志師は成仏できていないのではないかと語る。というのも、家元の話をすると、冬だろうがラジオのスタジオだろうがハエが出てくるのだという。このハエが姿を変えた家元ではないかという。こないだもマクラで家元の話をして噺に入るとハエがきたので、隙を見て叩いたとのこと。
生志師の『反対俥』は初めてだと思う。あの巨体で座布団の上で飛び跳ねるのは圧巻、というかヒザの心配が先に立つ。
時間のせいか、威勢のいい俥屋に乗って土管を飛び越えたあたりで「『反対俥』でした」といって終わり。こんなところで切るのも初めて聴く。
木久蔵師、なんというか、四派の錚々たるメンバーの中にいるこの違和感たるや。
後の大喜利で言っていたが、他のメンバーとは皆一年ぶりに会うだそうだ。ただ、他のメンバー同士は結構な頻度で会っているらしい。誰かが「落語会のレベルが違うんだな」とポツリと言っていたが、あながち間違いではない、というかそれが本当に正解なのかも。
相変わらずマクラは父親ネタ。まあ……二世落語家は仕方ないのかもしれないが、それにしても木久蔵師と三平師はひどいな。そういやこれも大喜利で言っていたが、「三三の代バネなんてやらせてもらえない。(誰のならやったことあるの? と周りに聞かれ)三平兄さん」と答えていたので、やっぱり芸風が似ているのだろう。
で、ぶっちゃけたハナシ私は木久蔵師嫌いだったんだけど、最近どーーーもそうでもなくなった。相変わらず落語はほかのメンバーと比べて段違い(悪い意味で)だし、もちろん好きではないんだけど、なーんかどうも憎めないんだよなぁ。
以前ネットで木久蔵師の評判を見ていて、酷評が続くなか「ヘタだけど独特のフラがあって面白い」という人がいて、当時は「何言ってんだこいつ」と思っていたのだが、今はなんとなくわかる気がする。
今日の落語もまあそんな感じ。
遊雀師はマクラなしで噺に入る。
いやーホント遊雀師は面白いなあ。
人の豹変ぶりがとにかくおかしく、泣いていた八っつぁんのおかみさんが「もう一度言ってみろっ!」と野太い声で啖呵を切るところなんかは何度繰り返されても笑える。
トリの一之輔師も相変わらず気だるげに。
が、噺に入ると一気にテンションを上げる。
待ったをかけようとする旦那の顔芸がどんどん進化している。
大喜利は生志師が司会で兼好師、一之輔師、木久蔵師、遊雀師の順に座る。
お題は「あー無駄遣いしちゃったなあ」と「物故有名人がお盆で帰ってきたけど、あの世に帰りたくないなあ」のふたつ。
ここでも木久蔵師は父親ネタで、しかも全て実話。象を買ったけどワシントン条約に引っかかって連れてこれなかったとか、木久蔵ラーメンバルセロナ店を作ろうとしてスペイン人の店長を日本で修行させたけど湾岸戦争で徴兵されちゃったとか。木久蔵師は単に事実を話すのみで、これを周りがすべてフォローして面白くさせるという、実になんとも。
それにしてもなんとも豪華な顔付けの会だなあ。
これまではどうも平日だったようだ。まあこのメンツで土日だったら俺が来ないわけがないしね。
来年の開催も決まったそうだが、8月12日で金曜らしい。
終演後にせっかく横浜まできたのだからと少し足を伸ばして山下公園と大さん橋へ。
Nikon D7000
屋根に龍が乗ったドラゴンボート。いかにも横浜っぽい。
Nikon D7000
ドラゴンボートの龍。よく見ると電飾まみれ。
ベイブリッジと入道雲。雲の形がさっきの龍のようにも見える。
Nikon D7000
うみねこと入道雲。
大さん橋からランドマークタワーや横浜グランドインターコンチネンタルホテルを。
空がカクテルのように層をなして色を変えているのが美しい。
こういう夕日を逆光で撮ってシルエットっぽくしている写真を撮るのが好き。
あと中華街にも立ち寄ってフカヒレ肉まんを買い食い。……これホントにフカヒレなんか入ってるかあ?
於:横浜にぎわい座 芸能ホール
三遊亭けん玉『雑俳』
三遊亭兼好『蛇含草』
立川生志『反対俥』
林屋木久蔵『やかんなめ』
三遊亭遊雀『堪忍袋』
春風亭一之輔『笠碁』
大喜利
新しいバイク、HONDA PCXキター!
iPhone 5S
昨日は夏休み取っていたので、バイク屋にちょっと無理を行って金曜に納車してもらう。
車体自体は昼過ぎに来たものの、自賠責保険の乗せ変えがあるとのことで乗るのはお預け。結局5時くらいまで待つ。
せっかくなので試乗を兼ねて近所のバイク用品店へ行き、iPhoneホルダーとコンビニフックを購入する。
いやー年式が新しいだけあって静かだし、加速もスムーズ!
アイドリングストップ機能がついており、3秒以上停まっていると自動的にエンジンが止まる仕組みなのだが、ついこないだまでアイドリングストップ機能もついていないのに信号待ちで勝手にエンジンが止まるというバイクに乗っていたため、やけにドキドキする。
などと思いながらウキウキで乗っていたところ、ゲリラ豪雨のような土砂降りが。5分足らずでパンツの中までビッショリになる。とんだ乗り初めだ。
今日はちょっと遠乗りして横浜まで。
基本的に4号から15号をまっすぐ行くだけなのに道を間違えるとかどうかしてるんじゃないだろうか。iPhoneホルダーもつけてナビがわりに地図も表示させてるというのに。
で、開演10分前に到着。
開口一番はけん玉さん。ちょっと予想していたが、当たると嬉しい。
顔の表情や目の動きが兼好師と似ている。やや大げさな感じはあるが。
先日ポッドキャストで広瀬和生氏と萬橘師もけん玉さんは兼好師にそっくり、と言っていた。やっぱりみんな思ってるんだな。
とにかくけん玉さんの兼好師愛が伝わってきて微笑ましいというか。
その師匠の兼好師、この会はもう5年目になる、同じメンバーで会を続けられるというのは実はそんなにないのだ、という。で、なぜ長続きするのかというと……と登山に例えて語りだす。
曰く、登山というのはさまざまなキャリアの人がいるパーティーというのは事故に遭いにくいのだという。同じキャリアくらいの人たちだけだと、ついついもう少し、もう少しと先に進もうとして事故に遭う。もちろん全員初心者でもいけない。それと同じで、いろんなキャリア、所属団体のメンバーが集まるからいいのではないか、と分析をする。
で、登山はひとりだけ初心者がいるともっともうまくいくのだとか。ここでくすくすと忍び笑いが会場から聞こえる。そこに被せるように「……なので木久蔵兄さんには感謝してます」で大爆笑。会場にいる全員が心のなかで「言っちゃった!」と突っ込んだと思う。
生志師、お盆ということで死者があの世から帰ってきているのかもしれないが、どうも談志師は成仏できていないのではないかと語る。というのも、家元の話をすると、冬だろうがラジオのスタジオだろうがハエが出てくるのだという。このハエが姿を変えた家元ではないかという。こないだもマクラで家元の話をして噺に入るとハエがきたので、隙を見て叩いたとのこと。
生志師の『反対俥』は初めてだと思う。あの巨体で座布団の上で飛び跳ねるのは圧巻、というかヒザの心配が先に立つ。
時間のせいか、威勢のいい俥屋に乗って土管を飛び越えたあたりで「『反対俥』でした」といって終わり。こんなところで切るのも初めて聴く。
木久蔵師、なんというか、四派の錚々たるメンバーの中にいるこの違和感たるや。
後の大喜利で言っていたが、他のメンバーとは皆一年ぶりに会うだそうだ。ただ、他のメンバー同士は結構な頻度で会っているらしい。誰かが「落語会のレベルが違うんだな」とポツリと言っていたが、あながち間違いではない、というかそれが本当に正解なのかも。
相変わらずマクラは父親ネタ。まあ……二世落語家は仕方ないのかもしれないが、それにしても木久蔵師と三平師はひどいな。そういやこれも大喜利で言っていたが、「三三の代バネなんてやらせてもらえない。(誰のならやったことあるの? と周りに聞かれ)三平兄さん」と答えていたので、やっぱり芸風が似ているのだろう。
で、ぶっちゃけたハナシ私は木久蔵師嫌いだったんだけど、最近どーーーもそうでもなくなった。相変わらず落語はほかのメンバーと比べて段違い(悪い意味で)だし、もちろん好きではないんだけど、なーんかどうも憎めないんだよなぁ。
以前ネットで木久蔵師の評判を見ていて、酷評が続くなか「ヘタだけど独特のフラがあって面白い」という人がいて、当時は「何言ってんだこいつ」と思っていたのだが、今はなんとなくわかる気がする。
今日の落語もまあそんな感じ。
遊雀師はマクラなしで噺に入る。
いやーホント遊雀師は面白いなあ。
人の豹変ぶりがとにかくおかしく、泣いていた八っつぁんのおかみさんが「もう一度言ってみろっ!」と野太い声で啖呵を切るところなんかは何度繰り返されても笑える。
トリの一之輔師も相変わらず気だるげに。
が、噺に入ると一気にテンションを上げる。
待ったをかけようとする旦那の顔芸がどんどん進化している。
大喜利は生志師が司会で兼好師、一之輔師、木久蔵師、遊雀師の順に座る。
お題は「あー無駄遣いしちゃったなあ」と「物故有名人がお盆で帰ってきたけど、あの世に帰りたくないなあ」のふたつ。
ここでも木久蔵師は父親ネタで、しかも全て実話。象を買ったけどワシントン条約に引っかかって連れてこれなかったとか、木久蔵ラーメンバルセロナ店を作ろうとしてスペイン人の店長を日本で修行させたけど湾岸戦争で徴兵されちゃったとか。木久蔵師は単に事実を話すのみで、これを周りがすべてフォローして面白くさせるという、実になんとも。
それにしてもなんとも豪華な顔付けの会だなあ。
これまではどうも平日だったようだ。まあこのメンツで土日だったら俺が来ないわけがないしね。
来年の開催も決まったそうだが、8月12日で金曜らしい。
終演後にせっかく横浜まできたのだからと少し足を伸ばして山下公園と大さん橋へ。
Nikon D7000
屋根に龍が乗ったドラゴンボート。いかにも横浜っぽい。
Nikon D7000
ドラゴンボートの龍。よく見ると電飾まみれ。
ベイブリッジと入道雲。雲の形がさっきの龍のようにも見える。
Nikon D7000
うみねこと入道雲。
大さん橋からランドマークタワーや横浜グランドインターコンチネンタルホテルを。
空がカクテルのように層をなして色を変えているのが美しい。
こういう夕日を逆光で撮ってシルエットっぽくしている写真を撮るのが好き。
あと中華街にも立ち寄ってフカヒレ肉まんを買い食い。……これホントにフカヒレなんか入ってるかあ?
こんばんわ。
昨日、15号を通られたそうで。
私の家の近くもたぶん通られた事でしょう。
昨日15日は、行きたい落語会が多々あったのですが、
体が一つだけなので、高円寺のガーコン祭りへ行ってきました。
まだまだ落語初心者なので、生でガーコンを見た事がなく
良い機会なので参戦してきました。
相変わらず何故か席の運が悪く、隣の客のマナーの悪さが
目立ちましたが、何とか楽しめました。
開演前の注意事項の説明を聞いただけで爆笑してたから
「こいつ、ヤバイな」と思ってたら案の定でした。
タフな方々は、終演後ダッシュして他の会場へ向かわれたようです。
私もよみうりホールへ行きたかったのですが、断念しました。
終演後に演目の張り紙を写メ撮りして、トイレ行って会場を出て
駅へ歩いてて…。
ふと横を見ると、川柳・つくし・わん丈御一行様が歩いてました。
思わず、「着替え早っ!天知茂か!」と。
駅からバスで移動なのかな?と思ってたら、急いでいたらしく
電車での移動でした。同じ車両ですぐそばに。
中央線の席は満席でしたが、一人の親切な女性が川柳師匠に
席を譲ってくれたのを見て一安心しました。
つくしさんの名前の由来って植物から取ったんだと思ってましたが、
川柳師匠に尽くすから、つくしなのかな?と思うくらい
頑張ってられました。
新宿までしばしの間、滅多にない光景を見られて
幸せを味わえた日でした。
by あべし (2015-08-16 21:31)
>あべしさん
こんにちは。いつもコメントありがとうございます。
実は私、川柳師の『ガーコン』聴いたことないんですよね。
寄席で2度ばかり川柳師の高座は聴きましたが、どちらも『ガーコン』ではないという、ある意味レアなケースではないでしょうか。
そしてこの会、私も隣の方がちょっと……でした。
ものすごい笑い上戸で、ちょっとしたことで大きな声で笑うのはまだいいのですが、とにかく手をバッチンバッチン大きな音を出して叩くという……。
あれなんの意味があるんでしょうね。「お前のギャグで大ウケしてる俺はここにいるぞ!」というアピールなのでしょうか。
人の楽しみ方はそれぞれなので、否定するつもりはありませんが、もうちょっと周りを気ぃ使って欲しいなぁ、と。
会を終えた噺家さんたちと会場の周りで会ったり、同じ電車に乗ったりという経験は私も何度かありますが、どうしていいか迷います。
声をかけていいものかどうか、声かけるにしてもなんといったらいいのか。特に電車だとしばらく一緒になってしまうので、迷惑かな? と結局は声をかけずじまいになってしまいますね。
一度喬太郎師が近くにいらして、どうせひと駅くらいのはずなので声をかけてみればよかったとちょっと後悔しています。
by Macky (2015-08-17 09:26)
こんばんわ。
実は私も川柳師匠のファーストコンタクトは、ガーコンでは
ありませんでした。
今回はリベンジ成功で一安心してます。
やはりマナーは気になりますよね。
私の隣の方も拍手が大きくてやや耳障りでした。
それと、終始モジモジ・クネクネしてました。
小学生の頃、朝礼で先生の話を同じ姿勢で聞く事ができず
体を終始動かしてる子供、そんな感じだったので
ややウザかったです。
50代近い方だったので、落ち着きがなさすぎでした。
喬太郎師匠と同じ電車というのは羨ましいです。
たぶん、私だったら声掛けちゃったかもしれません。
今回は、さすがにお疲れの川柳師匠には声を掛けられる空気では
なかったのですが、わん丈さんには僅かですが
ご挨拶させて頂きました。気さくな方でした。
by あべし (2015-08-17 21:55)
>あべしさん
こんばんは。
>それと、終始モジモジ・クネクネしてました。
ああ……前の席にいられるとものすっごくイライラするパターンですね……。
特にホールのように段差がある会場ではない場合、噺家さんが見えなくなってこちらまで動かざるを得なくなるという。
そうすると私の後ろの人も動かざるを得なくなり、さらにその後ろの人も……と考えると、高座から見たらEXILEのChoo Choo TRAINみたいなことになっているのでは……。
by Macky (2015-08-18 02:17)