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五代目圓楽一門会 [落語]

五代目圓楽一門会
於:国立演芸場

三遊亭好吉『釜泥』
三遊亭鳳志『悋気の独楽』
ニックス 漫才
三遊亭好太郎『替り目』
三遊亭喜八楽『権助芝居』
三遊亭兼好『時そば』
チャーリーカンパニー コント
三遊亭好楽『紙屑屋』

時間ギリギリに到着。というか好吉さんが上がったばかりの時間に入る。
その前に前座で楽しいさんが『孝行糖』を演ったらしい。

兼好師の『時そば』は珍しい。初めてか2回めかな。
兼好師曰く、やろうと思って用意していた噺がことごとく前に出ていた人たちと「つく」形になってしまい、どうしようと思っていたら前座さんに「『時そば』が空いてますよ」と言われたのだとか。
兼好師によれば、『時そば』は地方に行った時に演る噺で、東京ではほとんど演らないのだとか。ついでに言えば先週聴いた『寝床』もそうらしい。
いや、悪いがやはり兼好師はちょっとレベルが違う。
たとえばマクラで「これくらいの会場・客の入りがちょうどいい」「落語は笑って聞いた方がいい」というような話を皆していたのだが、他の人はせいぜい「はは」という程度の笑いにしかならないが、兼好師はちゃんと爆笑にまで持っていく。
旨いそばを食べる仕草、まずいそばを食べる仕草、それぞれがやはり「ああ、上手いなあ」としみじみと思わせる。
途中でダレることもなく、メリハリの効いた一席。

好楽師、入門前に志ん朝師の追っかけをしていたエピソードを。好楽師が毎日寄席に通ってくるので、トリの志ん朝師は毎日ネタを変えざるを得なかったらしい。入門後、志ん朝師に挨拶に行ったところ、「お前か! お前には苦労させられた」と言われたとのこと。そういいながらも、酒に強い好楽師は呑み歩きのお供をしてだいぶかわいがられたそうだ。
『紙屑屋』は高座では初めて聴く噺。若旦那が仕事を紹介してもらって居候先を追い出される場面から始まったため『湯屋番』かと思った。
紙屑を選り分けているうちに若旦那が歌を歌い出したり都々逸を歌い出したりと……やっぱり『湯屋番』とあまり変わらないな。
こんな呑気な仕事が本当にあったんだろうか。
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