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両国寄席 令和五年初席 一月二日 [落語]

両国寄席 令和五年初席 一月二日
於:お江戸両国亭

有紀天香 奇術
三遊亭楽之介『小間物屋政談』
三遊亭兼矢『浮世根問』
三遊亭ぽん太『洒落番頭』
三遊亭楽市『初夢』
三遊亭竜楽『MISOMAME』
三遊亭楽松『孝行糖』
三遊亭栄楽『町内の若い衆』
宮田陽・昇 漫才
三遊亭兼好『お見立て』

お目当ては兼矢さんからの第三部。梅屋敷から微妙に間があく。亀戸から両国なんて近いんでそのまま行ってもいいんだけど、まあいっぺんコーヒーでも飲みながらブログ更新してそれからお江戸両国亭に。
木戸銭を払ったところで円楽一門会福袋が千円で発売されてるのでひとつ購入。
なんと萬橘師の風呂敷が当たる。これは大当たりじゃない!?
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そもそも1500円の両国寄席のチケットが必ず入っていて千円なんだから買うだけでお得なのに、さらに手ぬぐいやら六代目圓楽師グッズやらが入ってるんだからかなりお得。

兼矢さん、道楽師のことを話したり、だいぶマクラにも慣れてきた様子。
いろいろと楽しそうに話し、ネタもだいぶこなれてきた様子で、途中で止まるような気遣いもなく聴いていられる。俺は親戚の叔父さんか。でも年回りとしては正直そんな感じだよねー。

ぽん太さんも変わらず芸達者なところを見せる。この人はどこか老成したような感じがあって、若手真打より落ち着いて見える時がある。

竜楽師、『味噌豆』を7ヶ国語オムニバスで。
イタリア語は身振りを大きく、ドイツ語は固そうな感じで。国民性ジョーク的なものも盛り込みつつスペイン語、英語、イタリア語、ドイツ語、中国語、フランス語、ポルトガル語で表現する。合ってるかは分からないが、表現がそれぞれの言語っぽくて楽しい。

陽昇先生もいつもの通り。もちろんいつものとおりに笑いをかっさらう。

本日兼好師二席め。
相変わらず兼好師の演じる田舎者はとにかく愛嬌があっておかしい。
上辺の嘘が通じない田舎者とムチャ振りをする花魁に振り回されている喜助の、相手に想像を超えることをいわれたときの一瞬フリーズする表情がたまらない。

帰りがけ、調子に乗ってもうひとつ福袋を購入。……マスク数枚だった。
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亀戸梅屋敷寄席 令和五年一月二日 [落語]

亀戸梅屋敷寄席 令和五年一月二日
於:亀戸 亀戸梅屋敷 藤の間

三遊亭けろよん『出来心』
三遊亭鳳月『初天神』
三遊亭鳳楽『替り目』
三遊亭兼好『粗忽の釘』
三遊亭全楽『ねずみ』

あけましておめでとうございます
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昨年に引き続き、今年も梅屋敷寄席で落語初め。

けろよんさん、三ぼうの話から泥棒の噺に入る。
『間抜け泥』部分はカットし、『花色木綿』を経てちゃんと『出来心』まで。
最近は『出来心』まで行かないことが多いので珍しい。

鳳月さん、田舎出身で鍵をかけるという習慣がなく、正月に泥棒に入られて前座さんへのお年玉などが盗られたという。警察とのやりとりをマクラに話し、「けろよんにも『この中に入ってる倍額分の思いが詰まってんだぞ』って渡したんですよ。そしたらアイツ泥棒の噺やりやがって」と苦笑い。
「しかも師匠まで大笑いしてる。師匠ですけど、ビンタしてやろうかと思いました。悔しいから元を取るまでこのネタをマクラで話します」。なので詳細は高座でお聴きください。
噺は兼好師の型に近いか。なんだかんだで仲良し親子。

鳳楽師、噂ではいろいろと調子がよろしくないようなことも囁かれているようだが、今日聴いた限りではお元気な様子。頑張っていただきたいが、一門全体が高齢化してきているからなあ……。
おでんのタネのやりとりでサゲ。

兼好師、今年もよろしくお願いします。さすがに今年は昨年ほどは行けないとは思うけど……。
いつも正月はホテルでの仕事があるらしく、そこでは宿泊者向けの会のため、ほとんどが「他に行くところがないから行く」というような人ばかりで、なんの反応もないという。「今日みたいに平均年齢が若めで生体反応があるだけで嬉しい」。生体反応て。
さっきまでおかみさんに睨まれて「お前その目やめな。俺は褒められて伸びるんだから……」と萎縮しているのに、隣の家では「私たちは『赤い糸』じゃなくて『赤い腰巻きの紐』で繋がってるんだねって女房と話してるんですよ」と惚気る仲良しぶりにいつものように笑わされ癒される。

帰りにバッタリ兼好師に出会い、お年賀の手ぬぐいをいただく。やったぜ。
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