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ひぐらし亭 夜席 21年1月31日 [落語]

ひぐらし亭 夜席 21年1月31日
於:日暮里 にっぽり館

おしゃべり 三遊亭萬橘 林家たけ平
三遊亭萬橘『雑俳』
林家たけ平『鰍沢』

だんだん30だけでは物足りなかったのでおかわり。
とはいえ2時間あまり開いているので一度家に戻る。バイクなら片道20分足らずではあるが、寒さが身に染みる。これが30分以上かかるというならどこかファミレスででも時間を潰すんだが。今日は昼メシ食いに行って戻ってきたらすぐにまた出かけて、また戻ってきたと思ったらさらにまた出かけて、と猫もなんだか落ち着かなそう。
開演時間には着席可能な席がすべて埋まった満席状態。ここまでいっぱいのにっぽり館は初めて見た。

さて落語の前のおしゃべり。新年だから猿回しを呼ぼうと思ったが、思った以上に高くて呼べない、仕方ないから自分たちでなんとかしよう、と萬橘師が猿の耳を着けて登場。
猿ということで喋れないので、太鼓に「Yes」と「No」の紙を貼り、そこで意思表示をする。あとは「クァアー!」と歯を剥き出して威嚇するか。寄席で使う小さな太鼓が「Yes」で大きな太鼓が「No」。
たけ平師が「たけ平は落語界に必要な人材である」と問うと萬橘師が大きな太鼓をドン。続けて何度ポジティブな問いを重ねても大きな太鼓が鳴る。しまいには「デテケデテケデテケデテケテンデンバラバラ」と追い出し太鼓が鳴る始末。「お前やりたいだけだろ!」とたけ平師からツッコミを受ける。萬橘師は太鼓が得意だそうで、確かにすごく上手い。逆にたけ平師は苦手だそうで、前座時分はお金を払って太鼓番を代わってもらっていたらしい。
太鼓のリズムに乗っておめでたい文句をたけ平師が唄うというネタ。……えーとオチがあったはずなんだけどどんなだったっけ……。

萬橘師の『雑俳』は初めて。
八っつぁんがご隠居からお題を出され、最初はノリノリでやっていたもののだんだん飽きてきて適当になっていく過程が面白い。

たけ平師、予め「お題目で助かった」という仕込みを何度も入れた親切な形。
扇辰師のおくまが怜悧な江戸の悪女とすれば、たけ平師のは少し泥臭いというかやや田舎に馴染んできているというか。おそらく話し手のキャラの違いもあるだろうが、イメージされる線の細さが異なるのが面白い。
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だんだん30 [落語]

だんだん30
於:日暮里 にっぽり館

林家たけ平 三遊亭萬橘 ミニおしゃべり
林家たけ平『四宿の屁』
三遊亭萬橘『寄合酒』

なんか昨日の酒が残っていて昼まで寝てしまう。宅飲みで二日酔いってなんかバカバカしいなあ。やっぱ缶のレモンサワーとか飲むと変な酔い方すんなあ。

まずはミニおしゃべりから。
今年の漢字ならぬ今月の漢字を発表、というところからなぜか新しい漢字を作るという流れに。
囗(くにがまえ)に「楽」で「にっぽり館」とか。
この会は初心者向けに30分で軽い噺を二席掛けるという趣旨なのに20分くらい時間をかける。

たけ平師、「落語会は減ったが学校寄席は減らない。だけど学校寄席だと廓噺ができない」という。まあそりゃそうでしょうね。艶笑小咄から『四宿の屁』に。初めて聞く噺。仁王の小咄は『転失気』のマクラによく聞くけれど。まあ『転失気』のマクラにしては雰囲気がかなり違うからなあ。

萬橘師、出てきたときには既に28分。「あと2分で終わらさなきゃならない」と言いながらも結構しっかりと。
「金がない」大喜利大会から狙われた乾物屋まで、どこかライトだが物足りなさは感じない。
味噌の確認場面の緊迫感が楽しい。

結局45分まで伸びる。とはいえやっぱり物足りないので、ひぐらし亭の夜席をおかわりだな。
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