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両国寄席 令和六年初席 一月三日 [落語]

両国寄席 令和六年初席 一月三日
於:お江戸両国亭

三遊亭円福『看板のピン』
三遊亭楽京『寄合酒』
三遊亭好太郎『災難寿司』
三遊亭竜楽『紀州』
ケンメリ 漫才
三遊亭兼好『粗忽の釘』

梅屋敷から両国へ。こういうときにバイクは便利ですなあ。15分で移動できる。
さすがにこの時間で兼好師も移動できないだろうと思ってはいたが、そこそこ余裕があったようだ。受付が好二郎さんだったので新年のご挨拶。

円福師、釈台を置いてメガネを掛け、なんか上方落語っぽい。
親分がこぼしたサイコロの目が五(ぐ)となっており、あららコレどうすんだろと思っていたら途中で「……これは正月から大変な間違いをしてしまいました。どうしましょう、他の噺にしましょうか、それとも続けていいですか」と大胆な質問を。

ケンメリ、いつも番組表では見ていたが、聴くのは初めて。
なんつーか不思議な雰囲気。

兼好師、ヘロヘロのはずがそんな素振りをまったく見せず、相変わらずパワフルな『粗忽の釘』。昨年も正月に聴いたなあ。
おかみさんに釘を打てと言われて一服させろと抗議するも、顔の圧だけで屈する亭主がおかしい。そのことにブツブツと文句をいいながらお向かいへ入っていき、「ねえ、そうでしょう!? そう思いませんか!?」と詰め寄ってお向かいのご主人を困惑させるのも楽しい。
ようやくお隣へ行き、「落ち着かせてください」とキセルを何口か吸い付けるも、「……まだタバコを詰めておりませんでした……」と落ち着き払ってタバコを詰め直すのがまたたまらない。

トリの好楽師まで聴いていきたいところだが、明日っから仕事なのでここで帰宅。
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亀戸梅屋敷寄席 令和六年一月三日 [落語]

亀戸梅屋敷寄席 令和六年一月三日
於:亀戸 亀戸梅屋敷 藤の間

三遊亭げんき『牛ほめ』
三遊亭楽大『紙入れ』
三遊亭真楽『禁酒番屋』
三遊亭好一郎『浮世床(将棋・本・かくし芸)』
三遊亭兼好『一分茶番』

今日で正月休み終わり。うちの会社燃えねえかな。
梅屋敷では落語の他にも野外ステージで演歌を歌ったりとイベントをしているようだ。

休日に兼好師がトリという好条件だからか超満員。
楽大師や好一郎師も「こんなに入っている梅屋敷は初めて」と驚く。誰かが「ここに来ているお客さんはそんなことないのかもしれませんが」と暗に「お前ら兼好師匠が出てる時しか来ないから知らないだろうけどな」というニュアンスのことをポツリとつぶやく。それの何が悪いっていうんですか(逆ギレ)。

兼好師、前の好一郎師が「我々噺家は年始はとにかく飲みながら仕事を回るのでヘロヘロになりますが、こんなにまでヘロヘロな兼好師匠を見たことがない」と言われていたのを受けて「ヘロヘロです。もうダメだと思ったら、外で歌っていた演歌歌手の方をここに呼ぼうかと……。歌はいいですね、屋外でもできますから。落語はさすがに屋外では無理ですから。でも前座の頃に師匠好楽のかわりに成増の団地に行ったことがありまして。狭い集会所に50人くらい入っていてもう高座が組めないんです。どうするかというと、集会所の窓を開けて、その窓の向こうに高座を作ってそこでやれと。でも集会所と高座の間には、団地内の道路が通ってるんです。落語やっている間に自転車がチリンチリンと通り過ぎて『何やってるのー?』なんて聞かれたりして、それが一番ウケるという……あれは辛かった」と前座時代の苦労話を。
「今は娯楽がたくさんありますが、昔は芝居くらいしかなかった」と『一分茶番』に。
数ある兼好師の持ちネタの中でも特に好きな噺のひとつ。二ツ目時代のポッドキャストで配信されていたこの噺は何度も繰り返し聴いていたっけ。なのだが、滅多に出会わない。今回も3年以上ぶり。久しぶりに聴けて嬉しい。
自由に振る舞う権助の純粋さが楽しい。俺にこれくらいの純粋さと減らず口があればなあ。
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