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真打昇進襲名披露興行 令和四年十月九日 [落語]

真打昇進襲名披露興行 令和四年十月九日
於:新宿末廣亭

柳家小きち『小町』
三遊亭伊織『花色木綿』
すず風にゃん子金魚 漫才
入船亭小辰 改メ 入船亭扇橋『普段の袴』
三遊亭吉窓『本膳』
松旭斎美登美智 奇術
三遊亭圓歌『お父さんのハンディ』
入船亭扇遊『初天神』
翁家和助小花 太神楽
柳家小さん『長短』
真打昇進襲名披露口上
風藤松原 漫才
柳亭市弥 改メ 柳亭小燕枝『あくび指南』
春風亭一朝『小言念仏』
林家正楽 紙切り 若駒 紅葉狩り ボートレース
春風亭一蔵『火焔太鼓』

猫のワクチンを打ちに病院へ。
いつも混んでいる病院なので、下手するとワクチン打つだけで午前中いっぱいかかるが、今日は11時までで済んだ。
猫のトイレを洗ったり洗濯したり床掃除したりと家事をしてるとあっという間に時間が過ぎる。ブログ書いてる時間がないっつーか追っつかない。だいぶ割愛してるんだけどね。

さて今日は夜に雨が降るってことで電車で。
いつもとそれほど変わらない時間の16時前に着いたのだが、いつもより人が多いような……? 整理券をもらうと100超え。……ホワッツ!? え、いつもだいたいこの時間で40番台とかなんだけど、100超え? 何をした一蔵。うーむ。
しかしまあ仕方ないので並ぶ。……が人が多すぎて後ろの方は整列もできていない状況。ま、そんな後ろの番号でもひとりくらいなら結構前の方でもあいてるのよ。今日もいい席をゲット。とはいえ入場に時間がかかり、私が入る頃にはすでに前座が高座に上がってご隠居さんのところでお茶をご馳走になっていた。
今日はこの天候の中、大入り満員。口上の頃には二階席も開いていた。すげえ。

扇橋師、噺の舞台が上野広小路なので鈴本に触れないわけにはいかず。ただその後に「私は! 末廣亭の方が! 好きですけどね! 聞こえてるかな」とキョロキョロ。
ガラッパチの軽さが楽しい。

扇遊師、連日のキッチリとした高座。
『初天神』はいろんな人がいろいろアレンジしてるので、ザ・スタンダードというような型を聴けるのも新鮮。

小花さん、髪切った?
末廣亭では包丁の曲芸をする前のカード選択の茶番がなく普通に始めていたのだが、今日は前座さんを高座に寝かせてその上で包丁を回す。このパターンは初めて見た。

口上は吉窓師が司会で、上座から小さん師、扇遊師、一朝師、一蔵師、圓歌師。
扇遊師が一蔵師に句を贈る。「一蔵の 舟も高座も ……なんだっけ?」でずっこける。ガチで忘れてたっぽい。無事思い出し、「一蔵の 舟も高座も なみの上」。

小燕枝師、看板の女性が明らかに色目を使っているとわかる。
あくびの師匠はプルプルしてるかなりの高齢。これが一転あくびの稽古となるとしゃきっとなるところがおかしい。ただ、このシャキッとさを強調するためか、劇中劇の船の上であくびをするのが歳を食った旦那ではなく、若い侍になっているのはちょっと違和感かな。若い侍が「吉原で新造でも買って遊ぼうか」なんて言わないよねえ。

一朝師、国宝が得意としていたネタを。
赤ん坊をあやす仕草がなんとも可愛らしい。
披露目のめでたい席だからか、本来のオチまで行かずにどじょうやを「なんまいだー!」と呼び止めるところまで。

一蔵師、二ツ目時代に後輩たちとサイゼリヤで呑んでいるときに若者に絡まれたという鉄板マクラを。ななこさんがヤンキー達に「アタシたちは落語家よ!」と啖呵を切るアレ。
「この披露目中はいわゆる鉄板マクラを使ってこなかったんですが、今日初めて使いました。なんでかっていうと今日はななこが手伝いにきてるから」といったところでななこさんが乱入。「落語家でーっす!」と叫ぶ。というか私服が特攻服みたいであのマクラとシンクロする。
今日はたくさんの人が手伝いにきているのか、楽屋からも大きな笑い声が聴こえてくる暖かい雰囲気。
扇橋師に影響されたか、道具屋の噺を。
甚兵衛さんとおかみさんは結局のところ似たもの夫婦で、発言や行動がシンクロしているのがおかしい。

さて明日は扇橋師で末廣亭千秋楽。そういや末廣亭でのトリをまだ見ていなかった。扇遊師の扇橋師に対する句や、二階席が開くかとか、いろいろ楽しみ。
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