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池袋演芸場 七月下席 七月二十三日 昼席 [落語]

池袋演芸場 七月下席 七月二十三日 昼席
於:池袋演芸場

柳家十八『つる』
入船亭扇太『ぞろぞろ』
柳家さん花『幇間腹』
古今亭菊太楼『粗忽の釘』
笑組 漫才
橘家圓太郎『化け物使い』
橘家文蔵『のめる』
柳亭小燕枝『金明竹』
柳家小満ん『馬のす』
林家二楽 紙切り 桃太郎 コタツにウルトラマン ゴールデンレトリバー
入船亭扇橋『藪入り』

土日が2回含まれるいい日程。
ホントは昨日も来たかったんだけど、残念ながら休日出勤。
4年ぶりの足立の花火も見られず。まあ花火はどうでもいいんだけど。夜遅く帰ったのに人混みがすごくてげんなりする。ウチから会場は近いんだけど、裏の家とかマンションのせいでまったく見えないのでなんのありがたみもない。花火が初めてのココアが音でビビってなければいいんだけど。

先日見つけた池袋から少し離れたところにあるタイ料理屋でグリーンカレーの辛さ追加を食してから池袋演芸場に向かう。久々に尻が不安になくらいの辛さのカレーを食って満足。

今日はお目当てである一蔵師と扇辰師は代演。おおーい。まあそれでもいい顔付ではあるけどさ。まあ来週に。

扇太さん、茶店の老夫婦ではなく、荒物屋の父娘の方。詳しくは知らないが、柳家はこっちなんだろうか。

代演のさん花師、若旦那も一八もとにかく軽い。その軽薄な陽気さが面白い。サゲは本来のものよりわかりやすいものに変えられていた。

菊太楼師、「箒を寝かせておくと、その家に争いが絶えない」という理由までいったのは初めて聴いた。だいたいみんな「箒は寝かせておくもんじゃないっていうから釘打って」程度なのに。そして実際、箒を寝かせておくことでこの後のドタバタが始まるんだからあながち間違っていないのかも。

圓太郎師、「寄席のトリに『扇橋』という名前があるのはいいですな。ピリッとする感じがいたします。当代も名を残す噺家になると思いますが、やっぱり先代にはお世話になりました」と昔イラン人が売っていた改造テレホンカードを受け取ったためにイラン人につけられた話などを振って「その師匠に教わった話をやります」と『化け物使い』に。
杢助をこき使う場面はなく、化け物屋敷を買ったという場面から。このご隠居は単に頑固なのではなく、使用人に暑くはないか寒くはないか腹は減ってないかなどの気遣いもできる人で結構優しい。一つ目小僧にも腹が減ってるなら餅を焼いてやろうという演出は初めて聴いた。大入道やのっぺらぼうも出ず、一つ目小僧のみというのも初めてかな。

文蔵師、前も聴いたことあるんだけど、やっぱり兼好師のと似ている。

小燕枝師、「襲名して10ヶ月くらい経ちますけど、まだ慣れませんね。漢字も難しいし。前座二ツ目の頃は市弥(市也)という名前だったんで『イッチー』とか呼んで調子乗ってたんですけど、『こえんし』だと……『こえちゃん』てのもねえ。臭そうだし……」。
噺の言い立ては結構怪しくて転びそうになったのをなんとか踏ん張った、という感じ。本人も焦って苦笑い。

小満ん師、こういう特に盛り上がりがあるわけでも大げさな仕草があるわけでもない噺が、あの淡々とした芸風によく合っていると思う。

二楽師、「コタツにウルトラマン」というトリッキーなお題に面食らいつつもウルトラマンファンのこだわりを細部に入れながら時間を掛けて切り抜く。
続いてのお題は子どもからのリクエスト。同時に「大谷翔平」も出たのだが、子ども優先ということで犬になったのだが、結局飼い主役に大谷翔平も切り抜いてB面をリクエストした人に渡していた。

扇橋師、うーん、『藪入り』はこないだ聴いたばっかりだしなあ。最近は以前よりは「嫌い」と印象は減ったが、とはいえそんな好きという噺でもないので。こういうときって書くことに困るんんだよな……。
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