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第201回 柏落語会 [落語]

第201回 柏落語会
於:北柏 たんぽぽホール

三遊亭萬丸『近日息子』
三遊亭萬橘『幇間腹』
三遊亭萬丸『やかん泥』
三遊亭萬橘『次の御用日』

1年ぶりの柏落語会。
昨年も母の日に萬橘師の会だった。
昨年と同様に会場近くの温泉に行ってから落語会に。昨年はバイクだったのだが、今年は空がぐずついているので車で。やっぱりこの時期の風呂上がりはバイクの方が爽快感が桁違いですな。しかし今の季節がいちばん露天風呂とかサウナ後の外気浴が気持ちいい。

最初に世話人の方の挨拶があるのだが、なぜか『たんたんたぬきの』の出囃子つき。「あのお囃子のお師匠さんだけ私に出囃子をつけてくれる」と嬉しそう。

萬丸さんの一席め、「携帯電話の音を」のお決まりの注意喚起からだが、「よく『わからない方はこちらまで持ってきていただければ』っていうんですけど、こないだホントに持ってきた方がいらして。……ホントにわからなければ裏手に川がありますんで、えーいって投げてもらえれば……」。
デング熱や糊屋の婆さんの話が入ってるから兼好師の型だとは思うのだけど。言い間違いにぷりぷりと怒る男のキレっぷりがおかしい。

萬橘師の一席め、「今ね、もう落語をやるコンディションじゃないんですよ。昨年も言ったんですけどね、皆さん常連だからおわかりだと思うんですが、そのー……受付のお姉様方がね、もううるせーのよ。受付のすぐ脇が楽屋になってるんですけど、お客さんとのやり取りが全部聞こえるんだよ。それに5分ごとに楽屋にサボりにきてわーっと私に喋ってくる。これが3人いるんだよ。もう私この会場についてから落語のことなんにも考えられない。『いつもこうなんですか?』って聞いてみたら、『いつもはこんなにひどくない』だって。皆さん柏落語会は先ほどの世話人の方がまとめてると思ってるかもしれませんがそれは間違い。あのお姉様方が力を持ってるんだよ!」だそうで。
「まったく噺家という職業は尊敬されない。まあ我々噺家はそうはいってもお客さんとは一線を引いている。高座に上がって扇子を前に置いてお辞儀をするのは『そっちとこっちは違いますよ』という一種の結界を張ってるんです。これが幇間という芸人になるともっと大変なようで……」と噺へ入る。
萬橘師の『幇間腹』は初めて聴いた。前半部の若旦那のモノローグというか独学風景はなく、一八がお茶屋に呼び出されて女将に世辞を言っているところから始まる。この一八はあまり若旦那のことを警戒していなさそう。能天気に若旦那の凝っているものの話に合わせてヘラヘラしているが、自分に危機が差し迫っていると気づき始めたあたりの焦りの表情がおかしい。若旦那が鍼を打ってみたものが壁枕バナナで、自分にも打ってみたというのがエラい。ただし「激痛」だったそうで、それを一八に打とうというのだからタチが悪い。

萬丸さんの二席め、泥棒の小咄をふたつみっつ振って『やかん泥』に。普段あまりお目にかからない噺だが、こないだ貫いちさんでも聴いたばかり。珍しい。
なんだかんだで仲の良さそうな親分子分は萬橘師との関係をなんとなく連想させる。ホントにこんなほんわかしてるのかは知らないけれど。ところで最近楽太さん見ないような……。たまたまか?

萬橘師の二席め、珍しく袴姿。マクラで子どもの噺を振っているので『佐々木政談』かと思いきやとにかく小僧の常吉の異常なほどにペラペラとまくし立てる割に中身が何もないお喋りと、お白洲の場での臥煙とお奉行の「ゔぁあ゛あぁあ゛」の言い合いという力業の極地ともいうべき噺。シンプルに会場を爆笑の渦に巻き込むのは萬橘師のキャラだからか。

夕方だからか、帰りは道がやや混み。というか千葉県て結構大きな道の交差点でも右折信号と右折レーンがないのはなんでだ。片側2車線で右折レーンがなくて右折待ちの車がいるときに、うまくかわせればいいけど隣の車線に車がいて車線変更できないとたちまち詰まる。そんなの運ゲーじゃん。というか前も書いた気がするけど道狭すぎだろ。東京より狭い気がする。いつも結構緊張しながら走ってます。
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