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しのばず寄席 5月5日 夜の部 [落語]

しのばず寄席 5月5日 夜の部
於:上野広小路亭

立川笑王丸『山号寺号』
立川談洲『締め込み』
三遊亭遊雀『四段目』
リトル清宮 ものまね
瀧川鯉昇『茶の湯』
神田山緑『五貫裁き』
キラーコンテンツ 漫才
三遊亭兼好『粗忽の釘』

昨晩はそこそこ飲み、二日酔いってほどでもないがちょっと酒が残ってるようだったので朝バイクはやめてゆっくり寝る。このGWゆっくり寝たのは初めてじゃなかろうか。

笑王丸さん、すげえ名前だな。こういうのつけるのは談笑師かと思ったら大当たり。
名前はいかついが童顔で親しみやすそうな見た目。滑舌もテンポも良く聴きやすい。さすが談笑一門。

談洲さんは久しぶり。
「こないだヒップホップダンスとジャズダンスのダンスバトルの合間に一席やるという仕事に行ってきました」と見事なDJのMCを再現する。「羽生結弦くんより見事に滑りました」だそうで。
風呂敷包みが元で夫婦喧嘩が始まるが、「こんないい女を男が放っておくはずがない。お前浮気をしてるんだろう」「お前さんこそ一番の色男なんだから女ができてるんだろう」とお互いを褒め称え続けるという喧嘩なんだか愛の告白なんだか。聞いていられなくなった泥棒がつい出てきてしまうという。「あなたがたそう言ってますけど、いうほどじゃない」という一言がおかしい。
しかしまあ面白いなあ。さすが談笑一門(本日2回め)。

遊雀師、談洲さんの高座を聴いて「あれいい工夫だよねえ。古典落語ってのは誰かが作った新しい工夫がウケるとそれがやがてスタンダードになっていく。もしかしたらあれが今後のスタンダードになるかもしれないね。そうするとアタイもお客さんも歴史の証人になったかもしれない」とべた褒め。
「彼は今後売れるかもね。そしたらお金ちょうだい。……おい聞こえてんのか!」「聞こえてます!」となんちゅーやり取りをしてるんだか。
「今度歌舞伎町で初めて歌舞伎をやるんだってね。『歌舞伎町』って戦後『こういう名前を町名にすれば歌舞伎がこざるを得ないだろう』ってんでつけたんだって。そしたら結局来なかった」へえー、そんな来歴があったとは。
歌舞伎の話から『四段目』に。

二日連続で離昇師。前のリトル清宮先生のネタを見て、「昔『現役時代の王に似ている』といわれて、野球中継が雨で中止になった場合の穴埋め番組に出させてもらったことがある」と思い出話を始める。ただ、鯉昇師はメニエール症という持病があり、これによって球技ができないので野球をまったく知らなかったそうで。
青豆の粉の他に絵の具や洗剤が入っているというとんでもない茶の湯。近所から「アオミドロ」と呼ばれているのがおかしい。

3日連続で兼好師。
重いタンスを背負ったまま新しい長屋にたどり着くまでの苦労話をべらべらと喋り続ける主人公の軽薄っぷりが相変わらず楽しい。話しながらもちょいちょい「よいしょ」という感じで担ぎ直しているのがたまらない。

さてGWもあと1日。明日は朝早く起きてツーリングへ行きたいなあ。
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