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第百二回 よこはま落語会〜未来の大看板を応援する会〜 三遊亭兼好独演会〜第十五幕〜 [落語]

第百二回 よこはま落語会〜未来の大看板を応援する会〜 三遊亭兼好独演会〜第十五幕〜
於:南太田 横浜市吉野町市民プラザホール

三遊亭兼好『ざるや』
三遊亭兼太郎『五目講釈』
三遊亭兼好『氷上滑走娘』
三遊亭兼好『藪入り』

そういや横浜でカメラの祭典CP+やってるんだよなあ。
ちょうど今日は横浜行くんだし、午前中にCP+行ってから……とも思ったのだが桜木町なんだよな。南太田とは微妙に離れており、まともに見られそうもないので今日はパス。明日もう一回横浜来るか? うーん。行ってもお姉さん撮るだけだしなあ。

兼好師の一席め、最近は地方での会も戻りつつあるらしい。「公民館で100人も入れば満員、という会が3年ぶりにやると嬉しいですね。主催の方も嬉しいんでしょう、すっごい張り切ってるんだけどすっごい空回りしてるの」と地方の会であったエピソードを。「子どもが私の絵を描いてくれているんですが、どう見ても首が離れているという……。思わず『たがや!』と言いたくなるような」とか。
「結婚式の余興なんかに呼ばれることもあるんですが、これはウケない。そもそも結婚式には新郎新婦という『陽』の主役がいるんです。そこに『陽』の落語を持っていってもウケないんです。どっちかというと泣かせるようなものの方がいい」。なるほど。
「それに誰も聴いてないですしね。でも忌み言葉は使えないし……。昔先代の金馬師匠が適当に『桃太郎』でいいだろうと始めたら『去る』とか『去ぬ』とかばかりで、名人がグズグズになったことがあるそうで。そうでなくても我々は縁起を担ぎますから」とする/あたるの言い換えの話も。兼好師で「アタリッパ」は初めて聞いたかも。こういうベタなマクラもいうんだ。
兼好師の『ざるや』は6年ぶり2回め。
売り子の男は雇い主のザル屋が座布団やお茶を勧めてもいちいち言い返してイラつかせるという上方的なキャラ。聞いてみたら前座の頃に雲助師から習ったものだとか。なるほど龍玉師と似ているわけだ。
旦那を気持ちよくさせて、最後に「頭を下げます」と言って慌てさせるパターン。『ざるや』のサゲってたくさんあるな。

さて次はけろよんさんかと思ったらなんと兼太郎さん。
「お久しぶりです。今日は前座がいないということなので私がきました。(兼好師が最初に一席やるスタイルは)以前は『前座殺し』と呼ばれていて、二ツ目になって変わるのかと思ったら……全然変わらないですね。あれだけ沸かせた後に上がるのは……」。修行修行。
「二ツ目になったら師匠の着替えを手伝ったりとか着物を畳むとかもないんですよ。なのでめくりをめくり忘れそうになった。師匠に謝ったら『いいんだよ、こないだなんかめくりが"仲入り"のまま出たから』って……」。あー、こないだの紀尾井町のヤツだったかな。んん? ……ええと時系列どうなってんだ? めくりをめくり忘れそうになったてのはいつの話だ? よくわからなくなったけど……まあいいか。
「コロナで大変でしょうってよくいわれるんですけど……別にコロナじゃなくても大変なんですよ。若手はいつだって緊急事態なんですよ」という訴えがなんともおかしい。笑ってもいいものかわからんけど。
講釈は神田伯山のモノマネらしいけど私は知らないので似ているのかわからない。でもなんとなくそんな感じはする。
高座を降りるときにちゃんとめくりをめくる。
兼好師の二席め、「もう一回めくりをめくり忘れたら前座に戻そうと思った」とニヤリ。
羽生結弦が東京ドーム公演を行うことに触れ、「いろんな世界に追っかけがいますけど、その中でもフィギュアが一番お金がかかるんですって。ロシアとかへの遠征にも行っちゃう。で、この前見たのは私よりも大きいんじゃないかっていうプーさんのぬいぐるみを投げ入れてた。……下半身裸のくまをを……」とフィギュアに関するマクラを振り『氷上滑走娘』に。
だいたい2~3年に一度聴くというレア噺。
ヨボヨボのお婆ちゃんがスケートを滑る噺なのだが、座布団の上で回転を表現するのがすごすぎる。見るたびにスムーズになっているような気がする。

三席めは「春は新しい環境に変わる時期」と昔の労働環境を話して『藪入り』に。
父親が息子の顔を見られずにヤカンに語りかけるという小ネタがおかしい。
おかみさんに「がまぐちに15円入っている」といわれて割とすぐに「やりやがったな」となるのがおかしい。とにかくこのおとっつぁんは素直でストレート。だから誤解が解ければすぐに謝るし、亀吉もすぐに許す。その真っ直ぐさが心地良い。

夕方には別の予定があるのでCP+にも新宿末廣亭にも寄らず。
末廣亭には明日行きます。
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