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らくご長屋 扇辰独演会 [落語]

らくご長屋 第13回扇辰独演会
於:中野 なかの芸能小劇場

入船亭辰ぢろ『道具屋』
入船亭扇辰『お祭り佐七』
入船亭扇辰『竹の水仙』

昨日は昼に駅前にできた焼肉屋へ平日限定のランチ食べ放題に。飲み放題もつけて胃袋が破裂するほど飲み食いする。カルビはなんというかよくある網の上に乗せた途端に火柱が上がるという炎上系というか火だるま系というかアレな肉だけれども、ハラミはちゃんとしてるし、なによりミックスホルモンがあるのが嬉しい。よく行く焼肉屋はシロがないのが不満だったのです。
家に帰ってはちきれんばかりの腹を抱えて昼寝。夜に猫に「ゴハンちょーだい」と起こされ、ひととおり猫の世話をしたが、まだ腹いっぱいでやることがないのでベッドで本を読みながらまた寝てしまう。まあ昼に家の掃除してたからまだよし。

今日は買い物。通勤用の夏の服や食料品などを買い込む。車もあまり乗らないからたまには遠乗りしないとバッテリーあがっちゃうなあ。

昼食を終えてのんびりしてたらいつの間にか出かける予定の時間を10分も過ぎてた。慌ててバイクで会場へ向かうが、無事開演10分前に着く。バイクは気持ちいいが、まだやや寒いかな。

一席め、「『ゴールデンウィーク』ってのは映画業界がつけたんですってね。だからNHKなんかは『大型連休』としている。アタシの話はアカデミックでね。宮治とは違う……いや別に悪口じゃなくてね。さっきそこで会ったからさ」。この会の前に宮治師の会があったのは知ってたんだけど、チケットも買ってなかったし今回はパスしたんだよなー。……だって宮治師結構この会は手ェ抜いてない? なんかこの会だとイマイチ面白さが八割くらいなんだよなあ。あくまで私の印象です。違うっていわれたら謝る。
それはともかく。
「なんでこんな話してるかっていうとね。ネタ決まってねえんだよね。何を話しましょうかなあ」と少し迷った後で「じゃあ珍しいところで『お祭り佐七』という噺がありましてね。今じゃ誰もやらないんだ。なんでかっていうと……お察しのとおりそんなに面白くないんだ。『圓生百席』なんかにも入っていて、ネタに対する対談なんかもあるんだけど、このネタに関しては圓生師匠もほとんど触れてない。『このネタについてはもういいでげしょ』なんていって……。講談社の速記本があるっていうから見てみたら高ぇの。協会にあるって聞いて見てみたら、確かにあった。でもあそこは資料の貸出をしてくれない。『コピーはいいの?』って聞いたらコピーはしてくれるんだけど、1部5円取るの。協会員なのに」だそうで。なんかそういう裏話っぽいのも楽しい。
さて噺に入ると確かに大きな笑いどころやあるわけでもなく、ストーリーもあるようなないような。『船徳』の船頭たちがわーわーやっているところを楽しむような噺なのかと思う。
これ扇辰師もよく掛ける『雪とん』の前半なのね。確かに「お祭り佐七」という名前にはなんか聞き覚えはあったのだが。兼好師で一度聴いたことがあったがそれっきり。扇辰師で新しいネタに当たったのは嬉しい。しかし聴いたことないネタなんてまだたくさんあるだろうに、そういう噺ってどこに行けば聴けるんだろう。独演会でも大体ネタ決まってるような感じだしなあ……。

二席め、GWつながりか旅の噺に。
相変わらず本人が亡くなっても細川公のおつかいは郡山剛蔵氏。それが扇辰師の敬愛というかリスペクトなのかもしれないが。
そういや扇辰師の場合、竹の水仙が花開くのは一度めの商談後なんだな。他の人だとだいたいは彫り上がった後、ちょうど細川公が通る頃に花が開いてその香りが細川公の鼻に届いて目に留まるというパターンなので、扇辰師の型は珍しい。まあその他にも宿の主人が入り婿だったり甚五郎が宿代を倍払うといい出したり、サゲもだいぶ他の人と違うのだが。
かなりたっぷりとで、終わったのが5時3分前。幕が閉まった途端、主催者が「5時に完全に出なきゃならないんで、早く出てください」という。楽屋も5時までしか使えないのか、出ていく後ろで「師匠、外(ロビー)で着替えてください」という声が聞こえてきた。確かにロビーの外で次のイベントの人たちが待機している感じだったので待ったなし。珍しいハプニング?
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