SSブログ

第二十九回 三遊亭兼好 横浜ひとり会 [落語]

第二十九回 三遊亭兼好 横浜ひとり会
於:桜木町 横浜にぎわい座

三遊亭兼好『大安売り』
三遊亭しゅりけん『つる』
三遊亭兼好『替り目』
3ガガヘッズ パフォーマンス
三遊亭兼好『品川心中』

今日は早めに余裕を持って家を出ようと思いながらそこそこの時間になってしまい、それにもかかわらずこないだも頼んだものが出てくるまで時間がかかった居酒屋に昼飯を食いに行ってしまう。で、案の定出てこなくて乗りたかった電車を逃してしまう。調べてみると最寄りの桜木町駅に着くのは開演2分前。
あーじゃあじゃんけんさんかしゅりけんさんの最初の部分を聞き逃しちゃうなあ、まあいいか……と思っていたのだが、ふと思い出して去年の記録を見てみるとこの会は前座の前に兼好師が一席やるんだった。
駅に着いてから大急ぎで会場に。会場に入ると兼好師の第一声が始まったところだった。あぶねえ。ていうか今回は完全に俺が悪い。

兼好師の一席め、「昨年はスポーツ界が大変でしたね。踏んだり蹴ったり後ろからタックルされたり」と相変わらずうまいことをいう。その中でも相撲に触れ、「すごいですね、どれだけ不祥事があっても必ず盛り返すんですから。やっぱり人気があるんですね」と噺へ入っていく。
「今日こそは」で上を見上げ、「親方や」で右手を上に上げ、「ご贔屓衆に」で左手を上に上げる。それを毎回やるのもおかしいのだが、途中から贔屓に「それやめろ! イライラするから」と止められてしまう。それでも「これをやらないと話しづらい」と小さくちゃちゃっとやりきるのが面白い。
五日めまではいつも通りだったが、今日は開口一番用なのか六日めから九日めは決まり手だけで「ワシの負け」。十日めの負け方はいつもならば九日めの行事を突き出しての反則負けだった。やっぱりこの負け方が一番面白いよね。

そんな温まりすぎた空気の中にしゅりけんさん登場。いつもながら前座殺しの厳しい状況だと思うけどまあ修行だあね。

二席め、酔っぱらいの姿が秀逸。
俥屋が帰ったあとのおかみさんの豹変ぶりがおかしい。
今日はおでんを買いに行かせた後のうどん屋の場面までたっぷりと。
うどん屋に酌をさせようとして、おかみさんにさせていたように「ケツを振るんだよ……おめえのケツじゃねえよ徳利のケツだよ」とさせておきながら「やっぱり気持ち悪いからしなくていいや」と斬り捨てるのがまた面白い。

3ガガヘッズ、初めて見るけどもワハハ本舗のパフォーマンス集団のようだ。
ワハハかあ……そーかそーか。
全身タイツを使って様々なところを引っ張ってゴジラやウルトラマン、E.T.やマリリン・モンローなどを表現する。このネタは面白かったけど、その前後のネタは私にはいまいちハマらなかった。全部全身タイツ芸でもよかったような。

三席め、いわゆる下の部分まで通しで。
『替り目』といい普段はあまりやらないところまでやってくれる。
下の部分は本来暗くてあまりそんなに面白くはないんだけど、やっぱり兼好師の場合はそういうドロドロとした暗い部分は一切なく、お染の強さと金蔵のヘタレっぷりが強調されて笑える仕上がりになっている。上手いねえ。

終演後は兼好ファンのおじさんたちと近所の一ノ蔵で飲む。
普段ほとんど焼酎を飲まないのだが飲んでみたら結構スイスイと飲めた。結局2人で四合瓶を開けてしまう。でも多分俺は一合くらいしか飲んでない。
さらにその後に横浜の豚肉料理の店に行って紹興酒も飲む。久しぶりに泥酔って感じに酔っ払う。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。