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第七十回 一蔵ひとりの会 [落語]

第七十回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『蛙茶番』『ふぐ鍋』『子別れ(中・下)』

昨日一昨日はグループ会社の新年会のために高松へ。
他の社員と一緒に羽田空港まで行き、出発まで時間があったのでひとり展望台に写真を撮りに行く。
私は国内線に乗るのが初めてだったのだが、出発の15分前に保安部を通ればいいと聞いていたので20分くらい前に保安部へ行ったのだが、「高松行便締め切ります。高松便のお客様いらっしゃいませんか?」とアナウンスがあったため手を挙げたところ、「ちょっと確認します」と言われてチケットを持っていかれ、しばらくそのまま待たされた上「もう入れません」と非情の通告。えええええ。いやちょっとそれ困るんですけどなんとかならないですかと粘っても「もうムリです。キャンセルもきかないチケットなので……」と気の毒そうにいわれて大パニック。結局は何がどうなったのかよくわからないのだが、後の便が空いていたために振り替えてくれた。ありがとうJAL。でも俺15分以上前に行ったと思ったんだけどなあ。後で他の社員から総ツッコミを受ける。新人の女の子にまで「なにしてるんですか」と笑われる。これしばらく言われるんだろうなあ。
2日めの昨日は一日フリーだったので、ひとりで高松の仏生山温泉に行ったりセルフのうどん食ったり金毘羅様にお参りに行ったり。そこそこ香川を満喫する。

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Nikon Df 琴電

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Nikon Df セルフうどん かけ小+ちくわ天+じゃこ天

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Nikon Df こんぴらさん こんなに石段を登るとは

……が、温泉に行った際に兼好師の手ぬぐいを使ったのだが、ビニール袋などを持っていなかったため手で持っていたりポケットに入れたりしていた。金毘羅様で汗を拭ったのは覚えているのだが、気がついたらなくなっていた。どっかで落としたのかなあ。とことんこの高松行きはツイてない。まあ金毘羅様に奉納したと思おう。

さてさて、今日もものすごくいい天気でどこかに出かけたかったのだが、さすがに疲れていたのか昼過ぎまで寝てしまう。そういや今日の落語の予定調べてなかった……とかわら版を見てみると、いくつか行きたい会があったがすでに時遅し。またかよ……と思いつつも一蔵ひとりの会だけは18時からだったのでさすがに間に合う。とはいえ予約はさすがにムリだろうと当日で行くことにする。らくごカフェの受付で「あれ……? 予約はしてないですよね……?」と怪訝な顔をされた。一瞬予約の連絡を受けたのに忘れたのかと思ったそうだ。大丈夫です。

一席め、……んん、声がすごいガラガラというかハスキーボイスになっている。医者に診てもらってもどこも悪くなかったそうで、「3か月喋らなければ治ります」といわれたとか。「殺す気か!」。
まああれだけずっと声張った高座やってたらね。こないだ兼好師と話していたときに師が「一之輔くんのすごいところは喉が強いところ。あんな最初から最後まで声を張った高座を年間千席近くやって大丈夫なんだから」といっていた。確かにそうだよなあ。一蔵さんも頑張れ(他人事だから簡単に言う)。
マクラは元日の一之輔師のラジオでレポーターを務めた話。
そこから「正月っぽい噺」と言って『蛙茶番』に入る。……これ正月らしい噺? どっちかっていうと夏っぽい噺だと思ってたんだけど。まあなんというか登場人物みんながおめでたい感じはしないでもないけど。でもこの噺は好きだし勢いがあって面白いのは確か。

二席めは旅の仕事の話をマクラに。大分に二ツ目9人で行ったそうで、一蔵さんは志ん吉さんと朝之助さんと組んで回ったそうだが、迎えの車で志ん吉さんが酔ってしまったとか。運転があまり上手じゃなかったのに山道を走ったのが原因だったようで、元運転のプロだった一蔵さんに「運転変わって」と頼んだそうだが、「そんな事言われたらこっちは荒く運転したくなるじゃないですか! しかもサイドブレーキがある車だったんで、久しぶりにサイドブレーキ使ってハンドルでカウンター切りましたよ!」ってそれドリフトしてんじゃないの……。志ん吉さんは戻してたらしい。一蔵さん、いつも一之輔師のことをサドだなんだと言ってるけどあなたも大概だよ……。
で旅の土産物を持った一八が旦那のところを訪ねてきた場面から始まる『ふぐ鍋』につながる。
これはいかにも冬の噺。一八のヨイショぶりはいつも通り。……でもなんかちょっと印象薄かったかな。

三席め、仲入りが終わった時点で7時40分くらい。「長い噺はやりません」といいながらも『子別れ』の冒頭の場面から。さすがに『強飯の遊び』の場面はカットでいわゆる中と下の部分。それでもやっぱり収まりきらないと思ったのか、やや駆け足だった印象。
なんか妙に「吉原から引っ張り込んだ女」がエロい。
一蔵さんは番頭さんが万事仕込んでいる形。まあこれはこれで悪くないんだが、どっちかというと偶然亀吉と会う方が好きかな。

終演後にお土産を渡すために彼女と落ち合い近くの回転寿司に。赤酢を使ったシャリが特徴で、安くて美味しいんだけどちょっとしょっぱめ。バイクだからビール飲めないのも悔しい。まあ昨日一昨日とずっと飲んでたからいいか。
タグ:春風亭一蔵
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