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なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年10月 [落語]

なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年10月
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭しゅりけん『寿限無』
三遊亭じゃんけん『目黒のさんま』
三遊亭兼好『黄金の大黒』
三遊亭兼好『茶の湯』

……なんだかシュガーの様子が昨日からおかしい。
やけにカリカリが食べづらそうで、噛もうとしてポロポロと落とす。
昨日ワクチンに行ったときにも先生に行ってみたのだが、口内炎とかにもなっていないし、痛みはなさそうなので特になにも薬が出たりということもなかった。
今朝またカリカリをあげてみてもやっぱり食べづらそう。「食べたいのに食べられない」といった感じ。
水を入れてふやかしてみたらすごい勢いで食べたので食欲はある。てことは内臓系ではなく、やっぱり口か歯に何かあるのかなあ。ちょっと様子見てずっとこうならまた病院行かなきゃなあ。心配だ。

しゅりけんさん、言い立てもスムーズで繰り返しても大丈夫。
中手も起こったけどちょっと邪魔になっているように感じた。

じゃんけんさん、本来この噺の旬は9月なのだが、以前真夏に『鰍沢』を演った師匠がいたのでそれに比べれば、ということらしい。その師匠は「俺の『鰍沢』で涼しくさせてやる」と言っていたそうだが、出番前にエアコンを強めていたとか。
さすがに慣れた感じ。来年は二ツ目かねえ。

兼好師の一席め、先日宮城の塩釜に行ってきたそうだ。
仙台は昔から遊郭がなく、そのかわりに塩釜にそういうところが集まったそうで、仙台で真面目な顔をしてその実塩釜にウキウキしながら通ったんだろうということを想像すると楽しい、とのこと。
塩釜は先の震災で大きな被害にあったそうで、家の全壊半壊を判定する調査員に話を聞いたところ、屋根が飛ばされてもそれは半壊なのだそうだ。反対にそこ以外には影響がなくても、土台部分に損害を受けると全壊扱いなのだそうだ。このため、マンションの1階部分に水がきた場合、なんの影響もない5階の部屋でも全壊扱いで、降りる保険金だか見舞金だかの額がぜんぜん違うのだそうだ。戸建ては大変で、半壊と判断されそうになったら土台部分を壊すのだそうだ。
そんな話からどうつながったか『黄金の大黒』に。
長屋の住人で鉄っつぁんという人物が、大家の子どもに受けたいたずらを大家に報告する場面がある。丁寧語と乱暴な口調が入り交じるのだが、前座さんや若手はその混じり具合というか加減がうまくできないようで丁寧な口調だけだったり乱暴なだけだったり。やはりこの場面は腹を立てて思わず乱暴な口調になったところを親の大家が目の前にいると気づいたときの急な方向転換がおかしいのであって、それを見事なグラデーションで表現する兼好師の腕が見事。

二席め、『茶の湯』も久しぶりに聴いた気がする。
この定吉は無邪気なのかなんなのか、理詰めで大旦那を追い詰めていき、有無をいわさず茶の湯をやらせるのがおかしい。
ご隠居と定吉のふたりで楽しんでいる場面が長めで三軒長屋の店子たちの場面は少なめ。
お茶もどきを点てる際に椋の皮を茶釜に放り込むのだが、詳しく状況説明をしなくても顔だけで何が起こっているのががわかるのが楽しい。
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