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なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年6月 [落語]

なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 30年6月
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭しゅりけん『元犬』
三遊亭兼好『道灌』
三遊亭兼好『ちりとてちん』

しゅりけんさん、今日はじゃんけんさんがいないらしく、その分長めにやってこいと言われたようで初めてマクラを振ってみたようだ。
後の兼好師曰く、「本人してみれば『ちゃんとやらなければ』と気負ったんでしょう。……であんな感じに空回りして。それで『落語で取り返さなければ』と焦ったんですかね。すごく早口になって結果的にすごく短くなるという本末転倒なことになってます」とのこと。
確かにマクラはすごくシュールな小咄みたいな話だったが、素人がいうのもなんだけど落語はすごく落語っぽくなっていた。少なくとも正月頃とはぜんぜん違っている。

兼好師の一席め、昨日は会津坂下に兼好米の田植えに行ってきたという。
地元のテレビ局も取材にきたのに参加者はゼロだったとか。まあ平日じゃなあ……。さすがの兼好追っかけたちも行かなかったのかな?
で、全部で10人くらいしか田植えをする人手がなかったとかで、それで一反を手植えしなければならなかったそうだ。
おじいさんおばあさんたちとも一緒に植えていたが、元農家だけあってスピードが兼好師よりも段違いだという。
何が違うのかと観察していると、足の動きは兼好師と変わらないが、苗のちぎり方が違うんだそうだ。兼好師がそれに倣ったところだいぶ差は埋まったそうだが、結局は体力の差で大差がついてしまったとか。
で、田植えが終わると梅雨の時期だといい、雨の噺の『道灌』に。以前に聴いたときもこの時期だったな。
前座噺として一年中聴く噺ではあるが、やはりクオリティの高さが前座さんとは違う。

二席めも梅雨時にピッタリ(?)のカビの噺。これもやっぱり前に聴いたときはこの時期だった。
愛想のいい金さんが、旦那から灘の酒や刺し身やうなぎなどを勧められたときにわざとらしく「ええっ……」と驚いたあとに体をボクシングのスリッピングのように小刻みに体を左右に揺らすのがおかしい。
知ったかぶりの六さんが「ちりとてちん」を食べるときに鼻を摘むが、その仕草がまたおかしい。

終演後、二ツ目さんの会のチケット4枚セットを購入。組み合わせ自由とのことで迷ったが、結局は一蔵さんと小辰さんの会ばかり買ってしまった。
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