SSブログ

三遊亭萬橘定期独演会 第15回 四季の萬会 [落語]

三遊亭萬橘定期独演会 第15回 四季の萬会
於:浅草 浅草見番

三遊亭はち好『転失気』
三遊亭萬橘『新聞記事』
立川談之助『選挙あれこれ』
三遊亭萬橘『小間物屋政談』

この会も久しぶり。

萬橘師、この間の山中ネリ戦に行っていたらしい。
ボクシング好きなだけあってなかなか話が終わらない。やはりネリに対する罵声はとんでもなかったらしい。そりゃそうだろうなあ。
萬橘師自身が初めてボクシングを見たのは内藤大助の防衛戦だそうで、登場のときに周りの声かけがすごかったらしい。自分もなんか言わなきゃと思って「『待ってました、日本一!』った言っちゃったんだよね……でも内藤さんは日本一じゃなくて世界チャンプなんだ」。
噺に入ると萬橘師らしくいろいろとオリジナルの演出が入る。
天ぷら屋の話になる前にもうひとつガセネタを入れており、これがオチへの伏線になっている。
「ひらりと体をかわした」のところでは恵比寿様ではなく、東南アジアの国を全部挙げていた。なんで東ティモールが出てタイが出ないのかとおかしい。

二席めはネタおろしかな? いろいろと危なっかしいというか結構登場人物の名前を間違えていた。
というか今気づいたけど、この噺は登場人物が多いうえ、それぞれに熊さん八っつぁんご隠居さんとかの適当ではない名前がついている。そう考えると大変そう。
なぜか結構下ネタを織り込んでいて、そのギリギリっぷりも楽しい。
幸四郎はお白州の場でもずっと前妻のおときに未練を見せていて、若狭屋の財産などには興味を示していなかったが、若狭屋の若女将を見た途端にあっさり乗り換えるところが萬橘師っぽい。
しかも数年後には猛妻になっていて、ちょっと変態な幸四郎が完全に尻に敷かれてるのも萬橘テイストというか。
やっぱりその改変の具合が上手いと思う。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。