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三遊亭遊馬独演会 2017年12月9日 [落語]

三遊亭遊馬独演会 2017年12月9日
於:国立演芸場

三遊亭遊馬『小言念仏』『眠り猫』『御神酒徳利』

休日出勤。
昨日は会社が所属しているグループの忘年会だったのだが精神的に余裕がなく欠席する。
けど落語には行く。
明日も出勤してやんよ。はあ。
前回の独演会でペア招待券が当たったので、今日は彼女も一緒に行く予定だったのだが彼女が風邪でダウン。いつものようにひとりで行く。
最近彼女とも出かけてないなあ。

一席めは軽めに。
マクラで陰陽の話を振るが、最前列のおばちゃんがいちいち「あらまあ」といい反応を返す。
木魚を叩く仕草は、途中で何を言おうが何が起ころうが木魚を叩く音が一定で強さも変わらないのがいいのだろうが、結構バラツキが目立つ。こういうのはパーカッション的なリズムセンスがいるのかもなあ。
そう考えるとやっぱり国宝はすごいんだな。

続けて甚五郎噺の『眠り猫』。
初めて聴く噺だが、無一文で武州大田原の宿に泊まった甚五郎が宿代の形として猫を彫ってこれが大評判になる、という『竹の水仙』と『ねずみ』を足したようなもの。ついでに『抜け雀』のくすぐりも。
噺自体は珍しいが、ストーリーに目新しい箇所はなく寄せ集め感が強い。
独演会でのお約束であるハメものは、猫を彫るときに『猫じゃ猫じゃ』。猫が口をペロンとする、というときにも擬音として三味線がペロッと入る。

三席めの『御神酒徳利』は安定の出来。
善六さんが鴻池に請われて大坂に行く際、旦那に「行っといで行っといで、どうせお前はいてもいなくても同じだから」と言われ、おかみさんにも「どうせアンタはいてもいなくても同じ」と言われてしまう。
で、神奈川の新羽屋で失せ物探し占いをしたときに「奉公人は宝です。『いてもいなくてもいい』なんて言っちゃいけません」と私情を挟むのがおかしい。
たまに新羽屋のお礼金を全部懐にしまってしまう善六もいるが、遊馬師の善六は全額女中にあげてしまうという100%の善人なので、聴いていて気持ちいい。

来年の遊馬カレンダーが売ってたけど人が多いので次回の遊馬百席で買うことにする。
明日も仕事かあー。

タグ:三遊亭遊馬
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