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なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 29年12月 [落語]

なかのらくご長屋 兼好毎月連続独演会 29年12月
於:中野 なかの芸能小劇場

三遊亭じゃんけん『五目講釈』
三遊亭兼好『大安売り』
三遊亭兼好『粗忽の使者』

昨夜は高校時代の友人たちと飲み。
いつもなら地元で集まるのだが、昨日はうちの近所にきてくれた。いつもより多めに飲んだ気もするが、二日酔いもなし。
やっぱり高校時代の友人たちとは気が置けないし、今さら男女で生臭い話にもならないし一番気楽に楽しめる。

じゃんけんさん、12月といえば四十七士だが落語にはあまり出てこない、講談にはよく出てくるのだが、と『五目講釈』に。
『やかん』とか講釈が出てくる噺が好きなのだろうか。結構達者な感じでパンパパンとやっている。
若旦那が無茶苦茶な講談を演り終えて頭を下げたところで兼好師の出囃子が鳴り始め「まだ終わってませんよ」。三番弟子のしゅりけんさんが間違えたらしい。
ていうか見習い取ったのは知ってたけど正式に弟子になったんだ。しゅりけんかー。そう考えると「けん」てすごいバリエーションありそう。

兼好師の一席め、昨今の相撲事情を嘆き、「相撲の碑が建ってる神社もあんなことになっちゃってるし、相撲の神様に愛想尽かされちゃってるんでしょう」とのこと。……あー富岡八幡宮……。
そこから『大安売り』に。
しかし前にも書いたが、相撲の噺になると小柄な兼好師が相撲取りに見えるんだから不思議だ。会話している町内の若い衆との体格差が伝わってくる。
多分目線の使い方とか、ちょっとした仕草の違いなんだろうけど……。
「親方やご贔屓衆の期待に応えるために」と何度も繰り返すのだが、その度に「親方や」「ご贔屓衆の」でいちいちポーズを取るのがおかしい。これまた他の人がやってもここまで面白くならないのが不思議というか落語の面白いところ。

二席めの『粗忽の使者』はもう何も言うことのない面白さ。
こんな面白い噺があるかってくらい好きな噺。
留っこの軽薄さもおかしいが、やはり治部衛門のすっとぼけぶりが強烈に笑える。
お使者の間で田中三太夫に自己紹介をするときに、自分の名前を思い出すために父母や弟の名前まで出すのだが、犬の名前が「しょこら」というのがなんとも。

来年7月からのシリーズのチケットを今日から発売とのこと。
半年以上先の会のために今1万円払うのもなあ……と思っていたら「お金はなくても大丈夫ですから」とのこと。……え、お金払わなくていいの? ならもらっとこうかなあ……てツケで後払いでいいってことらしい。しかも名前を言っておくだけでいいらしい。お金払わなくてもチケットは先に渡してくれるようだ。超性善説に拠ったシステム。
んんーーーどうしよう、まあ1万持ってないわけじゃないんだけど、年末年始っていろいろ物入りだしなあ……と思いながら並んでいるうちにまあいずれは払うんだしいっかあと今日払ってしまう。
ここまで考えて「今日はお金払わなくていい」といったのならすげえ計算だなあ。
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