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第二十一回 SHINCHO高座 矢来町土曜早朝寄席 [落語]

第二十一回 SHINCHO高座 矢来町土曜早朝寄席
於:神楽坂 新潮講座神楽坂教室

三遊亭兼太郎『寄合酒』『宗論』『徂徠豆腐』

2週続けて朝早い落語会。
明日も休出なのに寝溜めもできねえ……と嘆いてみても始まらない。
これまで何十席と兼太郎(けん玉)さんを聴いてきたけど、兼好師抜きというのは初めて。

一席め、好楽一門の前座さんたちのエピソードをマクラに。なんというか……ロクなのがいねえ……。特にはち好さんの話とか。
話の流れは『ん廻し』と同じ。「誕生日」というワードが出たので『饅頭こわい』かとも思ったが。
兼太郎さんも朝早く起きたせいか、はたまた兼好師がいないからか、ちょっとレロレロな感じ。
くすぐりを盛大に間違え、そこが一番ウケるという若手二ツ目にありがちなパターンに。
兼太郎さんも完全にひとりという会は初めてだそうで、探り探りのようなスリリングさがある。で、それがこっちにも伝わってきてちょっとハラハラする。……うーむ背後に兼好師がいないというのがこんなに不安を誘うとは。頑張れ。

二席め、入門前に働いていたサラリーマン時代の話を。介護会社で働いていたというのは知っていたけど、その前の会社は知らなかったなあ。
で、仕事を辞めて噺家になろうというときに父親と母親両方から殴られたとのこと。そんなところから『宗論』に。
兼太郎さんのも面白い……面白いんだけど、ついこないだ兼好師のキレッキレの『宗論』聴いちゃったからなあ。
これは師匠と弟子のふたりを聴いていたら直面する問題なのだろうか。
ちょっと話は逸れるが、兼好師の人形町の独演会は「前座殺し」だという。「『ご挨拶』と称して20分お客さんをドッカンドッカン笑わせるんですよ。普通ご挨拶なんて5分ですよ。20分もやったらスタンダップコメディですよ。で、散々笑わせた後に前座が出てきてお客を冷ますという」。やっぱりそう思ってたんだ。
……うん、まあでも変顔は兼太郎さんのほうが面白いよ。

三席め、先日はモニターでパブリックビューイングで聴いた『徂徠豆腐』。ちゃんと聴きたいと思っていたら割とあっという間に聴くことができた。まあもしかしたらトリネタとして使えるネタがまだそんなにないのかもしれないけど。
なるほどこういう仕草や表情だったか。
けど上総屋が、徂徠が学者だと分かる前に「先生」っていっちゃってるんだよなあ。普通「旦那」とか「お武家様」とか言うはずなんだけど。これこないだもそうだったし、ミスってるというよりそういうふうに習ってるのかなあ。

終演後に挨拶に出ていた兼太郎さんから手ぬぐいなどを頂く。

そんでもって先週も行った、昔の職場の近くの定食屋へ2週連続で行く。偶然会場からすぐ近くだったので。
やっぱりここのメンチカツ最高に美味い。
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