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三遊亭兼好独演会けんこう一番!春スペシャル [落語]

三遊亭兼好独演会けんこう一番!春スペシャル
於:大手町 よみうり大手町ホール

三遊亭兼好『元犬』
三遊亭けん玉『雑俳』
三遊亭兼好『小言幸兵衛』
東京楽竹団
三遊亭兼好『包丁』

GW初日。
5月1、2日は休みを取ったので9連休だー! とおもっていたのだが、スクランブル事態がおこって明日は休出することに。まあしゃあない。

会場にはギリギリに到着。公演中は扉を締め切るようで、危うく一席めを逃すところだった。
そうだ、この会は前座の前に兼好師が出るんだった。

一席め、「GWの初日にここに来ていただいて……でも落語はいいですよ、オーバーブッキングで引きずり出されたりしませんから。……私の会はいつも微妙にちらほらあいてますから……」チケット完売なはずなんですけどね。てことはこれだけドタキャンがあるってことか。もったいねえー。
「でも嫌ですよねえ、席譲るの。たとえば天皇陛下がこの会を『ん、観たいぞ』って仰ったとして席を譲る方どれくらいいます?」……いや陛下なら譲りますけど……実際には手を挙げる人はなく、「そうですよねえ、それが兼好ファンなんじゃないですか。じゃあどうでしょう、チケット代金返金の上、志の輔師匠のチケット上乗せっていったら」というところで何人かがすごい勢いで手を挙げる。
「初っ端から大変気分が悪い」って変なこと聞くから……。

「短めの噺を」ということで得意ネタの『元犬』。
最近お弟子さんや他の二ツ目でも兼好師の形で演る人が増えたけど、やっぱりオリジナルは面白い。なんといってもキレが違う。

けん玉さんはやりづらそう。そら師匠の後じゃねえ。
りん回しの内容が前に聞いたものと変わっていたが、いくつかパターンがあるのかな。

兼好師の二席め、兼好師の『小言幸兵衛』は久しぶり。
ここだけの話、前回聞いたときはびっくりするほどドン滑りしていて、私がそれまで聴いた中でも「どうした?」と思うほどの冷えっぷりだった。あれはあれで珍しいものを見たと思ったが……。
今日はそんなこともなく、キッチリとウケていた。
豆腐屋の惚気ながらの啖呵がおかしい。

東京楽竹団、女性ふたり男性ひとりのユニット。
竹を使った手作りの楽器を演奏する。
メインは竹マリンバ。普通のマリンバよりも柔らかくて優しい音がする。
『島唄』『ジ・アイスクリーム・スーツ・ラグ』『ゆらぎ竹』『童竹〜天の子守唄』『じょんがら』の5曲。
山に入って竹を切り出すところから自分たちで行うそうだが、メンテナンスが大変そうだなあ。竹って湿気とかに弱そうだし。

兼好師の三席め、『竹の水仙』かな? と思ったがさすがにそこまでストレートなネタ選びはしないか。
『包丁』をちゃんと聴くのは初めて。
噺の流れとは直接関係はないが、酒を奢ってもらっている寅んべえの飲みっぷりがいい。
間男のネタばらしをしているときに清元の師匠をそれとなく励ましたり、最後の最後で立場が逆転して侠気を出すところもよかった。
久治を裏切っておいて「ごっめ〜ん」で済ますのもおかしい。間がなんとも。

終演後、阪神ファンで兼好ファンのオッサンと大ゲンカしながら夜中まで飲む。
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