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遊馬百席 第96回 [落語]

遊馬百席 第96回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『時そば』『悋気の火の玉』『抜け雀』

本所から板橋まで大急ぎで移動して今年初めての遊馬百席に。
約30分で到着するも、開演時間から5分程過ぎ、一席めのマクラが始まっていた。
先日半月あまりの豪華客船での仕事があったらしく、その話題を振っていた。
タヒチやハワイなども回っていたのだが、下船するところ下船するところが毎回日曜日だったそうだ。向こうの国は日曜日は皆休んでいて、開いてる店は観光客狙いの黒真珠屋くらいでまったくおもしろくなかったとのこと。
また、豪華客船の食事もいいのだが、長いこと続くと飽きてきて、ハワイではロコモコとパンケーキを一緒に食べ、ペプシのラージサイズを2杯飲んだとか。「たまにはジャンクフードやファストフードもいい」となり、「江戸のファストフードはそばだった」と『時そば』に入る。
以前に聴いた時はかなりアレンジされていて、あれはあれですごく面白かったのだが、今日はスタンダードな感じに。もちろんこれはこれで面白い。
なんというか「The落語」という感じで安心感がある。

二席めも船の話をマクラに。
船の中にはいろいろなエンターテインメントや教室なども揃っていて、ヨガや英会話教室、カメラ教室などもあるらしい。
そこの先生やスタッフは「船のスタッフではないが客でもない」ということで「エンタの人」として扱われ、食事なども決まったスペースで摂ることになっているそうだ。
そうするといろいろとグループができ、今まで一緒に食事をしていてもひとりが席を外した瞬間にその人の悪口が始まったり、いろんな噂が出回ったりするのだそうだ。
「そういう悪口な噂というのはおそらく嫉妬などが入り混じっている」として嫉妬の噺に。
『悋気の火の玉』ってほとんど聴いたことがない。多分高座で聴いたのは2〜3回くらいしかないんじゃないだろうか。やっぱり噺の中とはいえ人がふたりも死ぬからなのだろうか。
女ふたりの呪い合う姿が凄まじくもおかしい。

三席め、またまた船の話から「昔の旅は歩くほかなかった」と『抜け雀』に。今日はマクラから噺に入るのがいつにも増してすごく自然でスムーズ。
宿の客引きのシーンはカットされ、宿屋の夫婦が言い争っているシーンから。てっきり『竹の水仙』かと思ったら会話の中に「駕籠かき」というワードが出てきて『抜け雀』だとわかる。
宿の主人の人の良さがにじみ出ているところがいい。
タグ:三遊亭遊馬
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