SSブログ

道楽亭ちょっと出張寄席 落語協会若手オールスターズ [落語]

道楽亭ちょっと出張寄席 落語協会若手オールスターズ
於:新宿二丁目 アイソトープラウンジ

林家つる子『浮世床(本)』
入船亭小辰『紋三郎稲荷』
春風亭正太郎『棒鱈』
柳家小太郎『徳ちゃん』
春風亭一蔵『厩火事』
三遊亭天どん『私をそば屋に連れてって』

私が好きな若手が集まったドンピシャな会。
以前会場の近くに勤めていたのだが、結構変わっているところと全然変わっていないところとツギハギになっている。当たり前か。
一番驚いたのは路地裏にあった有名なタイ料理の店の「バーンキラオ」がなくなっていたこと。一年も前に移転したそうだ。まあ私は当時その近くにある「クルンテープ」ばっかりに入り浸ってたんだけど。週4くらいで行ってたなー。今はオーナーやコックも変わって実質別の店みたいなものだけど。

そんなことを考えながら会場へ。
妖しげ?なラウンジで、天井にはミラーボールが回っている。

トップバッターはつる子さん。
高座からは客席が見えづらいらしく、戸惑い気味。
しかし何度聴いてもルックスと声がなんか頭の中で一致しない。野太い、とまではいわないけれども、結構低め。落語を演るには合っているが。

小辰さんは昨日の深夜寄席のお見送りで出ていたところで少し話し、今日も行くといったら「ネタは変えるようにします」とのこと。ありがたや。まあそんなにネタが短期間でカブる人でもないのだけれど。
『紋三郎稲荷』は扇辰師とそっくりのネタ。平馬の茶目っ気と、どんどん後に引けなくなっていく焦りが滲み出てくるところがおかしい。

正太郎さん、久しぶりに聴くが、やっぱりこの人も達者だなーと思う。
酔っ払いと田舎侍の敷居越しの攻防が楽しい。
寅さんに強く諌められた後のちょっとスネた表情もいい。

小太郎さんも久しぶり。一蔵さんと一緒にやってる「あラやしき」が平日になっちゃったからなー。
高座に座ってまずはダブルピースは変わらず。
この人もまた芸達者で、軽やかに噺が進んでいくので聴いていて心地いい。
さん喬一門ていろんな人いるなー。

仲入りを挟んで一蔵さん。
なんか「一蔵ひとりの会」も2回連続で行けなかったりしてちょっと間が空いてしまった。
これまでもおさきのウザさはかなりのハイレベルだったが、さらに磨きがかかっていた。
心に思ったことを全部口に出す上、相手に対する悪口まで言い出すからたまらない。旦那も「黙れ!」と何度もブチ切れる。その度に口を縫い付ける仕草をするのだが、つぎの瞬間には口をぱかっと開けて縫い糸を切ってから喋り出すのがおかしい。

トリは天どん師。
今上野でトリなんだよなー。これまで天どん師主任の芝居は全部行ってたけど、今回行けるかなあ。
で、マクラっからずーっとぶちぶちとグチ。ひとりだけ真打で、楽屋でほかの出演者が楽しそうにしているのに混ぜてもらえないとか、一之輔師の悪口とか。多分九割、いや十割?被害妄想なのだが、これがまた面白い。
で、それをそのまま噺にしたような『私をそば屋に連れてって』。このネタ結構聴くな。
どこまでがネタでどこまでが本音なのかわからないギリギリのところがたまらない。マクラのときから言っていたが「今日は歯止めが効かない」とのことでもう言いたい放題。主に一之輔師の悪口とか龍玉師の悪口とか。なんだただの仲良し報告か。たまに超大物への毒舌とか。この自由な感じが天どん師の魅力だと思う。

打ち上げにも出たかったが、次の予定があるので次の機会に。
最近らくご男子校やってくれないなあ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0