第327回 高円寺ノラや寄席 三遊亭兼好独演会 [落語]
第327回 高円寺ノラや寄席 三遊亭兼好独演会
於：高円寺 koenji HACO
三遊亭じゃんけん『転失気』
三遊亭兼好『月の姫』
三遊亭けん玉『だくだく』
三遊亭兼好『大山詣り』
昨日今日とのんべんだらりとして過ごす。
あー最近なんか土日を無駄に過ごしているような気がする……。
もっと写真を撮りに行くとか！ バイクでちょっと遠出するとか！ したいなあと思いつつベッドで猫と一緒に二度寝してしまうという……。
そういえば会社で主催しているフォトコンテストも無事終了。
審査は社員や派遣さんなど社内全員による投票と、直属の上司の独断と偏見による選出。
で、ひとり3点まで出品できるのだが、私が出品した写真が投票での2位と上司賞を獲得した。イエー。
上司賞ではDfトートバッグをゲット。が、家に持ち帰ったら彼女から「お父さんにあげてもいい？」と没収される。うん、お父さんもDf欲しがってたもんね……！
ちなみに賞を獲った写真がこちら。上が投票、下が上司賞。どっちもノラ猫。
……そんでどっちもDfじゃなくてD7000で撮った写真なんだよなあ……。
週末は全員の出品写真をフォトブックとして編集したりする作業も自宅でシコシコと。
その編集作業も終わり、予約していた兼好師の独演会に行く。
ノラやなあ……。狭くて好きじゃないんだけど兼好師の会だから仕方がない。
案の定ぎゅうぎゅう。丸椅子で尻は痛いし。狭くて最後尾でも表情がよく見えるというメリットはあるが、この狭さはやはりなんとも……。
じゃんけんさん、この『転失気』は兼好師の形なのだろうか。
他の噺家で聴くものと細部が異なっており、サゲもよく聴くものとはちょっと違う。
兼好師も前座の頃はよく『転失気』を演っていたそうだが、さすがに最近は演っていないので私は聴いたことがない。一回聴いてみたいなあ。
兼好師の一席め、マクラで高知東生に触れ、「ああいう簡単な漢字のくせに読めない名前の人は嫌い」とよくわからない嫌い方。
そして高島礼子にも触れて、「ああいう人は、今のダンナと別れたとしても結局また同じような人とくっついてしまう。本人は付き合う人のタイプを変えたつもりでも、周りから見たら『また似たようなのとくっついた』と思われる」とのこと。うーん、自分はどうだろ。見た目的には全然違うけど、確かに人を束縛しない代わりに自分も自由にやるという人を選んでいるような気もしなくもない。
そこから月に帰ったかぐや姫が家来に愚痴をこぼす新作落語に入る。
最初は元旦那の天帝の愚痴だったのだが、「昔はモテた、今でも地上に戻ったらモテるかしら」と地球に戻るもまた似たようなタイプの人間と一緒になって……という噺。
どうやら二ツ目時代に作った噺らしい。
普段は新作は年に一、二度で、忘れない程度に演るということだったのだが、今年はすでに三席め。
兼好師曰く、土日にできるネタというのは結構決まっていて、そこに新作入れづらいということなのだが、独演会なら話は別なのかな。
冒頭部の愚痴に付き合わされる家来の冷静なツッコミがおかしい。
仲入りを挟んでけん玉さん、今日は珍しくマクラを振る。
というのも持ち時間は25分と告げられ、兼好師に「頼むよ」といわれたらしい。
一所懸命話すも、壁に貼ってある某師匠のポスターが睨んでいるようで怖い、とのこと。
噺に入って『だくだく』。これはおそらく兼好師の形なのだろう。
去年一昨年あたりは決まったネタをいくつかローテーションという感じだったのだが、二ツ目昇進が近いからか、またはじゃんけんさんが入って危機感を煽られたか、最近はネタを増やそうとしているように見える。
以前ほど「兼好コピー」な感じはしないが、ちょっとした感嘆詞的なセリフが似ていることがある。
泥棒を槍で突き刺そうとして、先生に書いてもらった「某師匠のポスター」を突き刺してしまうところで爆笑。「これ絶対ツイッターとかブログで書かないでください、私が本当に刺される」とビビりながらもいじり倒すのはさすが兼好師の弟子。
兼好師の二席めはそろそろ時期の『大山詣り』。
先日大山まで行ったらしく、着物のまま登り始めてみたもののすぐにギブアップしてケーブルカーに乗ったとのこと。いくら遊び半分とはいえ、当時の人は大変だっただろう、とのこと。
でもケーブルカーも大山の中腹までしか行かないんだよなあ……。学生時代4年間大山の麓にいたのに、一度しかケーブルカーにも乗ってない。当時落語知ってたらもう少し上まで行ってたのになあ。
そういえば師匠の出囃子『さんげさんげ』は、当時大山へ行く前の水垢離や、大山に登るときに口ずさんでいたお題目のようなものだったとか。せっかくなのだからそんな説明があってもいいのに。
兼好師の熊は、酔った時は乱暴者だがシラフの時はサッパリとした感じ。でもまあ結局やってることは逆ギレ以外の何者でもないけど。
打ち上げもあるのだがパス。なんかあまりいい思い出がなく……。
同じくパスしてた知人と近くのタイ料理屋へ行くも、バイクだから酒も飲めずタイカレーとサラダを食べて解散。
於：高円寺 koenji HACO
三遊亭じゃんけん『転失気』
三遊亭兼好『月の姫』
三遊亭けん玉『だくだく』
三遊亭兼好『大山詣り』
昨日今日とのんべんだらりとして過ごす。
あー最近なんか土日を無駄に過ごしているような気がする……。
もっと写真を撮りに行くとか！ バイクでちょっと遠出するとか！ したいなあと思いつつベッドで猫と一緒に二度寝してしまうという……。
そういえば会社で主催しているフォトコンテストも無事終了。
審査は社員や派遣さんなど社内全員による投票と、直属の上司の独断と偏見による選出。
で、ひとり3点まで出品できるのだが、私が出品した写真が投票での2位と上司賞を獲得した。イエー。
上司賞ではDfトートバッグをゲット。が、家に持ち帰ったら彼女から「お父さんにあげてもいい？」と没収される。うん、お父さんもDf欲しがってたもんね……！
ちなみに賞を獲った写真がこちら。上が投票、下が上司賞。どっちもノラ猫。
……そんでどっちもDfじゃなくてD7000で撮った写真なんだよなあ……。
週末は全員の出品写真をフォトブックとして編集したりする作業も自宅でシコシコと。
その編集作業も終わり、予約していた兼好師の独演会に行く。
ノラやなあ……。狭くて好きじゃないんだけど兼好師の会だから仕方がない。
案の定ぎゅうぎゅう。丸椅子で尻は痛いし。狭くて最後尾でも表情がよく見えるというメリットはあるが、この狭さはやはりなんとも……。
じゃんけんさん、この『転失気』は兼好師の形なのだろうか。
他の噺家で聴くものと細部が異なっており、サゲもよく聴くものとはちょっと違う。
兼好師も前座の頃はよく『転失気』を演っていたそうだが、さすがに最近は演っていないので私は聴いたことがない。一回聴いてみたいなあ。
兼好師の一席め、マクラで高知東生に触れ、「ああいう簡単な漢字のくせに読めない名前の人は嫌い」とよくわからない嫌い方。
そして高島礼子にも触れて、「ああいう人は、今のダンナと別れたとしても結局また同じような人とくっついてしまう。本人は付き合う人のタイプを変えたつもりでも、周りから見たら『また似たようなのとくっついた』と思われる」とのこと。うーん、自分はどうだろ。見た目的には全然違うけど、確かに人を束縛しない代わりに自分も自由にやるという人を選んでいるような気もしなくもない。
そこから月に帰ったかぐや姫が家来に愚痴をこぼす新作落語に入る。
最初は元旦那の天帝の愚痴だったのだが、「昔はモテた、今でも地上に戻ったらモテるかしら」と地球に戻るもまた似たようなタイプの人間と一緒になって……という噺。
どうやら二ツ目時代に作った噺らしい。
普段は新作は年に一、二度で、忘れない程度に演るということだったのだが、今年はすでに三席め。
兼好師曰く、土日にできるネタというのは結構決まっていて、そこに新作入れづらいということなのだが、独演会なら話は別なのかな。
冒頭部の愚痴に付き合わされる家来の冷静なツッコミがおかしい。
仲入りを挟んでけん玉さん、今日は珍しくマクラを振る。
というのも持ち時間は25分と告げられ、兼好師に「頼むよ」といわれたらしい。
一所懸命話すも、壁に貼ってある某師匠のポスターが睨んでいるようで怖い、とのこと。
噺に入って『だくだく』。これはおそらく兼好師の形なのだろう。
去年一昨年あたりは決まったネタをいくつかローテーションという感じだったのだが、二ツ目昇進が近いからか、またはじゃんけんさんが入って危機感を煽られたか、最近はネタを増やそうとしているように見える。
以前ほど「兼好コピー」な感じはしないが、ちょっとした感嘆詞的なセリフが似ていることがある。
泥棒を槍で突き刺そうとして、先生に書いてもらった「某師匠のポスター」を突き刺してしまうところで爆笑。「これ絶対ツイッターとかブログで書かないでください、私が本当に刺される」とビビりながらもいじり倒すのはさすが兼好師の弟子。
兼好師の二席めはそろそろ時期の『大山詣り』。
先日大山まで行ったらしく、着物のまま登り始めてみたもののすぐにギブアップしてケーブルカーに乗ったとのこと。いくら遊び半分とはいえ、当時の人は大変だっただろう、とのこと。
でもケーブルカーも大山の中腹までしか行かないんだよなあ……。学生時代4年間大山の麓にいたのに、一度しかケーブルカーにも乗ってない。当時落語知ってたらもう少し上まで行ってたのになあ。
そういえば師匠の出囃子『さんげさんげ』は、当時大山へ行く前の水垢離や、大山に登るときに口ずさんでいたお題目のようなものだったとか。せっかくなのだからそんな説明があってもいいのに。
兼好師の熊は、酔った時は乱暴者だがシラフの時はサッパリとした感じ。でもまあ結局やってることは逆ギレ以外の何者でもないけど。
打ち上げもあるのだがパス。なんかあまりいい思い出がなく……。
同じくパスしてた知人と近くのタイ料理屋へ行くも、バイクだから酒も飲めずタイカレーとサラダを食べて解散。
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