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春のコタツ [落語]

春のコタツ
於:日本橋 食堂ピッコロ

入船亭小辰『たけのこ』『品川心中(上)』『品川心中(下)』

今週の火曜日に救急病院からリハビリ病院に転院する。
症状はもうほとんどいいのだが、左手が若干動きが悪いので、仕事にちゃんと復帰するためにリハビリをしてキッチリ治すことにする。
が、リハビリ病院て周りはホントにじーさんばーさんばかりでかなり浮いている。歩くのもスタスタ歩いてるし「なんでいるの?」という視線を感じる。診察してもらった医師曰く「外来レベルだね」とのことなので、ここはすぐ退院できそう。
で、今日は初めての一時外泊。救急病院もそうだったのだが、ベッドが合わなくて背中が痛くてあまり眠れない。今日は久しぶりに家のベッドでぐっすり眠れそうだ。

そんでもってせっかく外出できるのであれば落語行きましょう。
兼好師の出る「よってたかって」にも行きたいのだが、さすがにギリすぎてチケットが手に入らなそう。
なので、いつもなぜか他の会とバッティングしてくることができなかった日本橋ピッコロの会に行くことにする。

一席めは春が旬のたけのこの噺。
茶目っ気のある武家の言動がおかしい。
「ワシはかつお節を削っておるでな」と満面の笑みで手伝いをするのがなんともかわいらしく、「隣のたけのこを無断で取るとはけしからん」と建前を言うときのピシッとした態度との落差がいい。

二席めと三席めで通しの『品川心中』。
今まで天どん師でしか聞いたことがない。
金蔵のキャラクターがとにかく明るく突き抜けた馬鹿なのが楽しい。
一方のお染は憂いのある色気がある。なんかこういう感じ、小辰さん上手いなあ。やはり扇辰師に通じるものがある。
下の部分では、民公を金蔵の弟ということにしてひと芝居を打つのだが、この民公のセリフが超棒読みで芝居が下手なのがものすごくおかしい。
このために暗くて笑いどころの少ない下の噺もかなり面白くなっている。
また、最後のオチも「比丘尼された」という通常のものではなく、もっとスラップスティック的なものになっており、暗さがほとんどないように工夫されていた。

終演後、5月1日に大塚で開かれる会のチケットを購入。年に一度の会で、昨年はシークレットゲストに喬太郎師と紋之助先生が出るという超豪華な会だった。
今年もシークレットゲストありとのこと。誰だろう。楽しみだ。
タグ:入船亭小辰
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