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第116回 柏落語会 [落語]

第116回 柏落語会
於:北柏 たんぽぽホール

春風亭きいち『桃太郎』
春風亭一之輔『花見酒』
春風亭一之輔『三軒長屋』

日曜はリハビリもないので一時帰宅。
どうも目がショボショボしてるシュガーを動物病院へ連れて行く。今月の医療費大変なことになるな……。

さてせっかく帰ってきたのだから落語行かねば。夜には病院戻らなきゃならないから昼間の会を、とかわら版を見ていたらもともと行くつもりだったこの会を発見。

きいちさん、「マクラを話してよろしいでしょうか」と断りを入れてから話し始める。
土砂降りの上野広小路を一之輔師と歩いていたら、往来の真ん中で殴り合いの喧嘩をしているおじさんがいたという。一之輔師が「止めるか」というので「おお〜」っと思っていたら、きいちさんが持っていた荷物や傘を一之輔師が持って、「ん」と止めに行かされたとか。きいちさんが体を張って喧嘩を止めている中、一之輔師は遠くの屋根のある場所から「やめなさい」と声をかけているだけだったとか。
その後警察がきて喧嘩は止まったが、きいちさんはびしょ濡れ。そのまま電車に乗り、一之輔師から「大丈夫?」と聞かれてもちょっとシカトしてやりました……といったところで太鼓がドン。「うわあ降りたくねぇ」と頭を抱える。
さて噺に入るが「昔は子どもがかわいかった。今はそうはいかない。特に師匠の子どもなんか生意気で……」と師匠ばりに毒を吐く。「だから師匠に教わった噺をします」。どういう理屈!?
現代金坊のこまっしゃくれ加減はやはり師匠譲りか。まあ生意気なことこの上ない。が、なんか憎めないというか愛嬌があるというか。

一之輔師の一席め、まずはマクラをたっぷりと。
前座時代に下座のお師匠さんや前座仲間と一緒に上野公園に花見にいったエピソードなどを。
前座の先輩がひとりに一本ずつ赤玉ポートワインを奢ってくれて、ベロベロに酔っ払ったそうな。「清原も赤玉ポートワインで気持ちよくなれたのにねえ」。
さて桜の季節も終わりでもう遅いんだけどといいながら『花見酒』を。会場の周りはまだきれいに咲いていたのでまだセーフかな。
舞台は向島の白鬚橋のあたりということで、ちょうど今入院してる病院のあたりか。
鼻先に酒の匂いが漂ってくるときのふたりの表情がなんともおかしい。

仲入りの後にもう一度前座の高座が挟まるのがこの会の特徴なのだが、今日はなしで大ネタの『三軒長屋』がかかる。
そういえば『三軒長屋』を高座で聴くのは初めてかも。今この噺を持ちネタ得意ネタにしている人って誰かいるのかな。
私が知っているのは志ん朝師のCDのみだが、鳶の連中の喧嘩や獅子舞の始末記など、すべて詰め込まれていた。
登場人物の多い噺だが、キッチリと「今誰が話しているのか」がわかり、混乱もない。
また場面転換も多いが、登場人物がイキイキと描かれているので頭の中にバーッと情景が広がる。
長い噺だが、ダレずに聴かせてくれた。

家に帰って猫の世話やら掃除やらしてたらあっという間に病院へ戻る時間に。うーむ時間が足りない……。
amazonで購入したBluetoothキーボードが届いていた。これをiPhoneにつないでリハビリの自主トレに。キーボード使えないと仕事にならないしなあ。
安いけど使い心地は悪くない。





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