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西荻窪らくごライブ 第二十六回宮治展 [落語]

西荻窪らくごライブ 第二十六回宮治展
於:西荻窪 カフェギャラリーK

オープニングトーク
桂宮治『二番煎じ』
田辺銀冶『天岩戸開き』
桂宮治『蜘蛛駕籠』

会場はカフェのようなつくりなのだが、そのカウンターの中に客が入るほどぎっしりと満員。

まずはオープニングトーク。
銀冶さんはこの後の打ち上げには出席しないらしく、宮治さんはガッカリしていた。今日はいつもより打ち上げの予約が多かったらしいが。
銀冶さんは今年の野望として自分の声の笑い袋を発売したいとのこと。「これ売り出したら億万長者になれると思うんだけど」とのことだが……。笑い袋をひとつひとつ手作りするのだそうだ。「お姐さんそれなんていうか知ってます? 内職!」と宮治さんに突っ込まれる。それで億万長者になるには一個数百万から数千万しなければならないのでは……。
というか割と真顔で言ってたんだけど、銀冶さんて天然なのか……?
もうひとつの野望としては「写真集を出すこと」。宮治さんが「それはフルヌードあり?」と食いつく。
「写真集と笑い袋セットで2万でどう?」という銀冶さんに、「じゃあ笑い袋の声に反応する仕掛けを作って、笑い袋の声が聞こえるとこうなる(手ブラが開く)のはどう!? 足もこうやって開くの!!」とゲッスい提案をする宮治さんがとても楽しそう。

「あーこのあと高座の上でひとりで話すのヤダなぁー!」と言っていた宮治さんの一席め、昨年静岡で彦いち師との仕事があったそうだが、なぜか宮治さんに渡された新幹線のチケットが開演時間に静岡駅着のものだったという。
新幹線を手配した某師の事務所のミスなのだが、クライアントには宮治さんが遅刻したと取られたようで散々だったとこぼす。
噺は先日も聴いた『二番煎じ』。今年はこのネタをちゃんとやりたいということでいろいろなところで演っているそうだ。
やはりガチャガチャとした感じで大変楽しそう。今誰が話してるのかがやや分かりづらいかな。
伊勢屋の大旦那が酔うと全裸になり、月番にも強要するというくすぐりは宮治さんで初めて聴いた。

銀冶さん、着物に着替えて髪を上げるとだいぶ印象が変わる。
張り扇を忘れたといい、建材の切れ端なのかなんなのかよくわからないものを持って高座に上がる。……やっぱり天然?
『古事記』を講談に仕立て、イザナギとイザナミが国を作ったところから天照大神を天岩戸から出すところまで。

宮治さんの二席めはネタおろし。
前回のネタおろしの『天災』でグダグダになってしまったことが軽くトラウマになったらしく、しきりに「あーやりたくないなあー」とこぼす。
駕籠屋のふたりが異父兄弟てのは初めて聴いた。
酔っ払いの話がループするのはたっぷり4回転。ここで結構な時間を割いていた。
駕籠の中で相撲を始める場面では「よしなさいよ『宿屋の仇討』じゃあるまいし」といって笑いを誘う。やっぱりみんなそう思うよなあ。
ところでサゲを言ってる途中でわざとらしく拍手かぶせる通ぶったおっさんは階段から転げ落ちて頭を強打すればいいのにと思ってしまう俺は心が狭いのだろうか。

終演後、東中野に行って先週入れなかった映画『ヤクザと憲法』を観る。こちらもかなりの大入り。
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