土曜お昼の★若手箱 39

土曜お昼の★若手箱 39
於：高円寺 koenji HACO

神田松之丞 入船亭小辰 トーク
入船亭小辰『金明竹』
神田松之丞『腹話術』
神田松之丞『稲葉小僧』
入船亭小辰『野晒し』

午前中は猫のワクチン接種のために動物病院に。
子猫の頃から使っていたキャリーだが、育ち過ぎてみっちみち。


いつもは自転車に載せて行くのだが、パンクしているためタクシーで。
行きは割とすぐに拾えたのだが、帰りは全然タクシーがこない。仕方ないので駅前まで行こうとするも、キャリーの上にある持ち手を持つと重すぎるせいかキャリー全体が歪むので仕方なく抱えて歩く。
重い……特にシュガーがどんどこ育っていて、先生からも注意を受けてしまった。

koenjiHAKOは久しぶり。相変わらず狭いし椅子は堅いしであんまり良い環境とはいい難いよなあ……。

オープニングトーク。
小辰さんがNHK新人大賞にエントリーして予選通過できなかったそうで、予想以上に凹んでいるそうだ。
……正直本戦通過者を見ても、小辰さんがその人たちより劣っているとは思えないんだけどなぁ……。
そこから賞レースの話題へ。
松之丞さんが選考方法や受賞結果などについて疑問をはさみ、小辰さんが慌ててフォローするというか突っ込む、という形が多かった。たまに肯定しちゃってることもあったけど。
しかしなんというか。
私は松之丞さん初めてだが、まあなんか売れてるとか話題になってるとかってのは噂には聞いていた。
でもなんだろうこの言葉の端々に現れる「オレ売れちゃってます」感。
賞レースには興味ないとしながら10月末の二ツ目バトルに呼ばれてるらしいのだが、「正直どうでもいい。賞品も味噌とか焼酎とかいる？　っていうか志ん輔師匠もなんでオレ呼ぶかな？　もうオレそういうのと違うでしょ」って発言とかその最たるものか。
それに「（NHK大賞受賞者）兄さんはハネてない」とか「今年の本戦に出た芸協の有象無象が」とかこれ毒舌とかじゃなくて単なる中傷・悪口だよね。
兼好師や白酒師、宮治さんなど毒舌の噺家さんはたくさんいるけど、兼好師や宮治さんはとにかく明るく大げさに言い放つので「ああこれは本心じゃないな」というのが伝わってくるし、白酒師は聴いている人の心の奥底で思っていることをうまく引き出してブラックジョークとして成立させている。それにその場にいる人をいじることが多いので、なんというかプロレス的に見ることができる。
しかし今日の松之丞さんのは「いない人について単に思いついたことを口にしている」だけで、ひねりも何もないので「ああこの人ホントにそう思ってそうだな」と感じて、非常に聞いてて愉快ではない。
キャラなのか地なのかはわからないが、キャラでやってるならセンスねーなと思うし、地なら痛い人だと思う。
というわけで俺この人嫌い。なんかそれに若干話を合わせている小辰さんにも軽く失望。
まあ小辰さんは今後も聴きに行くだろうが、松之丞さんは進んでは行かないな。少なくともこの会にはもう来ない。講談はまあ確かに面白かったし聞きやすかったけど。

小辰さん、久しぶりに聴いた『金明竹』はさらに磨きがかかっていた。
初めて聴く『野晒し』も端々に出てくる鼻歌が上手くて楽しそう。これは扇辰師ゆずりか。

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