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兼好庵 "夏" [落語]

兼好庵 "夏"
於:中野 なかのZERO 小ホール

三遊亭けん玉『たらちね』
三遊亭兼好『お菊の皿』
寒空はだか ご当地ソングあれこれ
三遊亭兼好『小間物屋政談』

雨はやんだようなのでバイクで行くことにする。しかし結構寒い。
なかのZEROは初めてな気がする。

まずけん玉さん。
なんかどんどん場馴れしていってる感じ。まだ初高座から1年ちょっとなはずだけど。
なまじ寄席で働くよりも、人気者の兼好師匠の会で前座をやるほうが高座数が多いのだろうか。
噺もどんどんこなれていっているようだが、ちょっと大げさかな? と思うことも。こっちも慣れたからかもしれないけど。

兼好師の一席め、「夏といえば怪談」として林家彦六師の怪談話のエピソードを。
そののち番町皿屋敷のあらすじを話しているのだが、それがいつの間にかご隠居が町内の若い衆に話している体で噺に入る。こういうところうまいなーと思う。
人気の出だしたお菊が、挨拶をしだしたりノリが軽くなったり弟子を取ったり寄席形式にしたりいろいろやりたい放題になってくるのがおかしい。
最後は差し入れの酒を呑んで酔っ払ったので、明日の分までやってしまうパターン。

はだか先生、いつもの調子でいつものように。

兼好師の二席め、小四郎はまだ新婚。で、大家さんがなんかすごく早とちりで『宮戸川』の「飲み込みの久太」の伯父さんみたい。「?」と思っていたのだが、それが箱根でちらっと遺体を見ただけで「小四郎だ」と判断してしまうことの伏線になっていた。なるほど。一緒に箱根に行った人が「白髪が多い」とか「老けすぎだ」とか言っているにもかかわらず、適当な理屈をつけて小四郎に仕立ててしまうのがおかしい。
おときさんに再婚を進めるのも強引だが押し付けがましくなく聴いていて疲れない。また、おときが小四郎と新しい夫の三五郎のどちらを選ぶのか、という場面がないのも個人的には好み。

今日は二席とも兼好師では初めてかも。なかなか貴重だ。
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