SSブログ

谷中はなし処 二月之席 二月二十八日 [落語]

谷中はなし処 二月之席 二月二十八日
於:千駄木 谷中はなし処

三遊亭萬橘『ん廻し』
林家たけ平『幇間腹』
オーパーツ コント
立川志の春『茶の湯』

毎月25〜28日に開かれている、萬橘たけ平志の春の3人が主催している会。かわら版に載っていないのでしばらく気づかなかったのだが、もうすでに一年以上続いているらしい。
萬橘師のHPを見ていて知った。
谷中銀座を抜けて少し行ったパン屋の2階で行われている。30人入ればぎっしりの会場が満員になっていて、出演者が「こんなに入ったのは初めて」と驚いていた。

一番手は萬橘師。この中で唯一真打だが、「たけ平兄さん、志の春兄さん」と言っていたので入門は一番遅いのだろうか。協会が違うとこういうことが起こるのが面白い。
『ん廻し』はかなり久しぶり……というか高座で聴いたことなかったかな。このブログを始める前は聴いた噺について何も記録をつけてないので、結構忘れている。
軽い噺だが、長屋の能天気な連中たちがワイワイやっている様子が楽しい。

たけ平さんはかなり久しぶり。結構好きなんだけどどうにもなぜか縁が薄い。そういや一度地元の駅前で買い物かなんかしてるのを見たことがあったっけ。
実はたけ平さんの『幇間腹』は7〜8年前に聴いたことがあって、そのときは正直面白くなかった。たけ平さん自体が初めてだったので、「うわこの人ツマンネ」という印象を持ってしまった。その後は聴くたびに面白くなっていったので、たけ平さんの印象は良くなっていったのだが……。
で、『幇間腹』とわかったところでなんかイヤな思い出が思い起こされた。が、なんというかかなり良くなっていた。ま、そりゃ7〜8年前と比べちゃいけないとは思うが。
前はなぜかよくわからない現代版アレンジがしてあって、ブッチャーとかまで出てきたのだが、今日のはキッチリと本寸法(『幇間腹』のようなネタでそういうのかわからないけど)で大きなアレンジはなし。うん、こっちの方が全然いい。でもいくら噺の中といえども、鍼打って猫死んじゃうのはイヤだな。愛猫家としては。

仲入りの後、三人揃って「オーパーツ」としてコント。たけ平さんが結婚式の司会となり、来賓として志の春さんと萬橘師が登場して挨拶を行う。
最初は新郎の上司とか新婦の恩師とかだったのだが、どんどん幼稚園児やら聖徳太子やら変な人たちが司会に呼ばれる。それに合わせて裏で小道具やカツラをつけた志の春さんと萬橘師が出てきて、というスタイル。
最初は台本があったようだが、途中から完全にアドリブになり、卑弥呼や談志師までが出てきた。なぜか談志師は萬橘師がやっていた。しかも割と似てる。
しまいの方になるとたけ平さんが「次! ○○!」といったところで楽屋から「最初はグー!」と聞こえてきた。

トリは志の春さん。志の春さんも久しぶり。
長屋の三人のくだりはカットされていたものの、非常にスタンダードな一席。
通りすがりの人たちを巻き込もうと躍起になる定吉が楽しい。

終演後は谷中銀座の名物メンチを買い食いしてから帰宅。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0