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らぐろ亭 第6回 "一蔵・小辰 二ツ星" [落語]

らぐろ亭 第6回 "一蔵・小辰 二ツ星"
於:駒込 ラグロット

入船亭小辰『高砂や』
春風亭一蔵『ちりとてちん』
春風亭一蔵『夏泥』
入船亭小辰『不動坊』

爽やかな空気の下、薄暗い蔵のような会場へ。
もともと狭い会場なのだが、今回は超満員。こんな小さいパイプ椅子をぎっしり並べていたって座りきれないよ……。

一席めは小辰さん。
高座に上がる前に声がかかったが、それは小辰さんの実家である酒屋の屋号なのだそうだ。……引くわー。ストーカー一歩手前じゃねーか……。
前座修行中はいろいろしくじることがあったが、師匠の扇辰師はそんなに怒鳴ったり手を出したり、というタイプではないそうだ。ただ一度だけものすごく怒られたことがあったそうで、「馬鹿野郎! お前なんかクビだ! ……俺のパン食いやがって」だそうだ。なんかその時の扇辰師の表情が想像できておかしい。
噺に入ると相変わらず端正な印象。なんというか扇辰師が後ろに見えるような気がする。
二席めの『不動坊』はなかなかはっちゃけてて面白かった。おたきさんについて吉公と大家が話している冒頭場面もよかったが、やっぱり屋根の上での三人組の攻防が特にいい。万さんの大ボケぶりとそれにカンカンに怒っている徳さんとのやりとりが腹を抱えて笑える。

一蔵さん、前回お客さんに3歳児がいて小辰さんが空回りしていたことや、若い頃に友だちとふたりで原付で徳島まで一泊で行った話しなど、相変わらずマクラが超ハイテンションで面白い。
ヨイシャーらしくお世辞のうまい竹さんがすごい。ただ、ここまでくるとお世辞じゃなくて幇間だよなあ。けどここまで突き抜けると清々しく、知ったかぶりで偏屈の寅さんとの対比が光る。寅さんは何かを一口食べるたびにケチをつけていちいち箸を投げるのだが、あまりの旨さに目を見開いて驚くのがおかしい。
『夏泥』はこの間黒門亭で聴いたのとほぼ同じ。やはり泥棒が金を渡すたびに「いい眼してるぜ」といちいちキメるところでウケていた。

今日はこの後彼女と近場の温泉へ行こうと言っていたので打ち上げはパス。が、一度家に帰ったら「明日にしよう」とのこと。早く言ってよ……。
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