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渋谷に福来たるSPECIAL 2014 ~二人会フェスティバル的な~ 古典ムーヴ・春一番 [落語]

渋谷に福来たるSPECIAL 2014 ~二人会フェスティバル的な~ 古典ムーヴ・春一番
於:渋谷 渋谷区総合文化センター さくらホール

おしゃべり
柳家三三『看板の一』
春風亭一之輔『鼠穴』
春風亭一之輔『新聞記事』
柳家三三『三味線栗毛』

板橋から埼京線で渋谷まで。
昨日は伝承ホールだったが、今日はさくらホール。一階席と二階席があり、二階席の方が安いしそんなに変わらないだろうと思ったのだが……。うん、これは落語聴く角度じゃあないな。こんな上の方から聴くのは初めてかもしれん。
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まずは昨日と同様にふたりのフリートーク。
いろいろな落語会で一緒になることは多いが、二人会は初めてだそうだ。
三三師は今日の朝は秋田の大館におり、午後に伊豆へ行ってから渋谷へ来たのだそうだ。その前には安比高原で小三治師のスキー合宿だったらしく、「落語は一切教わってないのにスキーだけはみっちり教わった」とのこと。
一之輔師も一朝師とのやりとりなどを。

三三師の一席めはあっさりめに。
親分がとにかくかっこいい。
親分がビシッとしている分、真似をする男の軽薄さとのコントラストがくっきりとする。
二席めは初めて聴く噺。一体この人の引き出しはどうなってるんだろう。聴きに行くたびに知らない噺がどんどんと出てくる。
大名の次男坊と盲目の按摩の交流の噺といえばいいのだろうか。講談が元の噺らしい。もちろん三三師の腕だから聴いていて面白いのだけれど、正直に言ってしまえば特に盛り上がりがあるわけでもなく、はあそうですか、という感じ。身も蓋もないが。

一之輔師、一席めから『鼠穴』とは驚いた。しかもみっちりと。
陰惨になりがちな噺ではあるが、ところどころ挟んでくる小ネタが救いとなっている。それでも吾妻橋で金を掏られて「勘弁してくれ」と繰り返しながら首を括ろうとしているところは鬼気迫っている。
三三師と一之輔師が一席ずつ演って仲入りが明けた時点で終演予定時間まであと40分。「一席めでしゃべりすぎました」とマクラもなく『新聞記事』へ。
先日の「らくご男子高」で聴いたばかりだが、この爆発力に押されてずっと笑いっぱなし。メチャクチャといえばメチャクチャだが、その突き抜けぶりが気持ちいい。

最後は三三師の高座に一之輔師が出てきてご挨拶と三本締め。
来年は一階席に行くことにしよう。
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