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遊馬百席 第67回 [落語]

遊馬百席 第67回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『時そば』『長屋の花見』『唐茄子屋政談』

猫のトイレや部屋の掃除をしていたら、いつの間にか出かける時間を大幅に過ぎていた。大慌てで会場へ駆けつけると一席めのマクラが始まったあたり。最近多いなー。いかんいかん。

『時そば』は、真似をする男がなぜかまずい蕎麦屋ではなくうどん屋をつかまえる。これは遊馬師オリジナルだろう。
箸は割ってあるものの、「美味いツユだね、鰹節驕ったろ!」「いえ、ウチは昆布ダシです」など、美味しいうどん屋の様子。
「麺が太い」「竹輪が入っていない」などは蕎麦とかけうどんの違いで、「だからウチはうどん屋ですから」「うるせえ俺は昨日の通りやるんだ!」と『時うどん』も混ざっているような。
2軒めの蕎麦屋が「なんでこんなにまずいのに流行ってるんだ」という根本的な疑問が解消され、聴き慣れた噺もだいぶ味わいが違って面白かった。

続いてそろそろシーズンが始まる『長屋の花見』。
大家さんが確信犯的に長屋の連中に無茶振りをするのが楽しい。その時の悪そうな顔がまた。

仲入り後に大ネタ。
深刻な場面でもどこか能天気な若旦那が、遊馬師とよく合っている。
叔父さんと貧乏長屋へ再訪したときの、隣の婆さんとのやりとりはもっとじっくりてもいいかなと思う。
それにしてもこの噺は『唐茄子屋政談』とついているものの、政談部分がまるでない。『唐茄子屋』とすることもあるようだ。そういえば遊馬師も「『唐茄子屋』という噺でございました」といっていたような……。
タグ:三遊亭遊馬
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