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らくご男子高(第7回) [落語]

らくご男子高(第7回)
於:落語協会2F

三遊亭玉々丈『エコ夫婦』
三遊亭天どん『長短(改作)』
春風亭一之輔『新聞記事』
トークコーナー

さて年に数度のお楽しみ、らくご男子高。
いつもはまずトークコーナーがあってそれから落語なのだが、今回はそれぞれの落語から。この会が始まった頃は出演者全員二ツ目だったのが、今やふたり人気真打という贅沢な会になっている。なので、なかなか開始時間に全員が集まらないようだ。
まあそれはいいのだが、木戸もそれに合わせて上がっているような……。確か最初の頃は当日1500円だったのが今では当日2500円という……。仲入り時になぜか喬之助師が木戸銭を集めていたのだが、「木戸銭いくら? えっ、たっけえ! ホントすいません」と謝りながら客席を回っていたのが印象的だった。でもいいんだ、この会はそういうので。金じゃなくて、今や人気真打の一之輔師や天どん師の素に触れられる貴重な会だから。

一番手の玉々丈さん、地元中目黒にできたマッサージ店が風俗なのか否かわからない、というマクラを。なんなら今日行って確かめ、次回の男子高で結果発表するとのこと。割とどうでもいいけど次回を楽しみにしていよう。
噺はエコに熱心な妻と割とズボラな夫の会話。まあ落語とういか小咄というか。規模としては『穴子でから抜け』くらい。

浅草演芸場から出番の順番を変えてもらい、着物のままで駆けつけた天どん師は長さんと短七っつぁんのおかみさんを取り替えるというド下ネタ。なんつーかシチュエーションがエロい。
それ以上の内容はここではちょっと。

一之輔師は「男子高だからって特別なことはしない」と下ネタもなしの『新聞記事』を。
実は私は『動物園』とか『新聞記事』のような微妙に現代っぽい古典はあまり好きではないのだが、これはかなり面白かった。今まで聴いてきた中でダントツ。
ご隠居に落とし咄でからかわれていることに気づかず、竹さんの訃報に悲しんでいる八っつぁんがおかしい。ご隠居が何度も「だからさ、あげられたんだよ……入った家が天ぷら屋だから」と説明しているのに全然気づかず、しまいには「うるせえな、人が悲しんでるのに!」「うるさいのはお前だ!」とキレあっているのには腹を抱えて笑った。

仲入りを挟んでこの会最大の特徴であるトークコーナー。今回は喬之助師と、浅草での出番が天どん師と近かったというだけで連れてこられたぬう生さんがゲスト。
男5人で「抱きたい芸人、抱かれたい芸人」「邦画でおっぱいを出した女優」「覗きをしたことがあるか」などなんというか本当の男子高生のようなトークが繰り広げられる。なぜか唯一の妻帯者である一之輔師が一番童貞っぽい発言をするといじられていた。

終演後は恒例の「放課後」という名の打ち上げになだれ込む。天どん師、一之輔師ともいろいろ話ができてとても楽しい。
写真をブログにアップしてもいいかと尋ねたところ、ふたりとも「好きにしろ」とのこと。
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もともとこの会は「天どんを真打にする」ためのものだったので、当初の目的は果たしたものの、当の天どん師がノリノリのため今後も続けていくらしい(一之輔師と玉々丈さんは嫌がっていたが……)。次回は7月とのことで、楽しみがまた増えた。

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一之輔師の変顔
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