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第六十七回 高縄手落語会 [落語]

第六十七回 高縄手落語会
於:白金高輪 港区高輪区民センター3F 和室

瀧川鯉和『家見舞』
桂宮治『替わり目』
瀧川鯉和『天狗裁き』
桂宮治『蝦蟇の油』

天気が良かったのでどこか写真でも撮りに行こうかと思ったが、なんとなくボサーっと家でネットなんぞをして過ごす。
白金高輪はまるで馴染みのない土地なので、少し早めに出て田町からぷらぷらと歩く。「普連土(ふれんど)学園」という学校があって少しビビる。どんなキラキラネームだよ、漫画か、と思ったら結構な伝統のある学校のようでさらにビビる。
会場に着くと、お客さんはほぼ常連さんばかりの様子で、全部で10人に満たない感じ。

鯉和さん、なんとなく兄弟子の鯉八さんと似た雰囲気。
噺は、まあ前座さんですな、という感じ。どちらも派手に間違えたところがあり、そこが最大の笑いどころになるという。頑張れ。
この会は今回が今年初のようで、その一席めが『家見舞』ってもうちょっとなんかなかったのかと宮治さんに突っ込まれていた。
大きめのネタに挑む姿勢は買うが、さすがに『天狗裁き』はちょっと長いかな。

宮治さんが登場するも、さすがにこの状況では戸越銀座おじさんも遠慮がち。
マクラでは昨日行った仕事について。朝4時に起きて新幹線などを乗り継いで9時半に草津に行ってホテルで仕事をし、5時間かけて高速バスで新宿まで戻ってそれから横浜へ行ってまた仕事だったそうだ。すげえな関東ほぼ縦断してる。で、今日はこの前に埼玉の入間に行ってきたという。「なんでこんな中途半端に遠いところばかりなんですかねえ」とお疲れの様子。
旅の噺に入るのかと思いきや、移動手段→人力車となり『替わり目』に。「元帳見られちゃった」で終わらず、最後まで。
酔っ払いの駄々っ子ぶりとおかみさんの掛け合いが楽しい。
二席め、酔っ払ってからの周りの野次馬たちと小競り合いをするところが面白い。「うるせーなこんな蝦蟇どこでもとれるんだ、ぶつけんぞコラ、ペッ!」とか「邪魔だガキ、斬るぞ(刀を振り回して)。本物だぞ。ペッペッ!」など、いかにも宮治さんっぽい。
腕を切ってしまったときも、「引いても切れん。……え、切れた? 嘘だよー、切れないようになってんの。じゃあもう一回やってみようか?」と何度も切ってしまうのがおかしい。
二席とも酔っ払いの噺なのだが、後に行くにつれて酔っ払いが薄れて割と素に近くなっているのがやや気になったかな。それでもパワフルで勢いのある、毒気の強い宮治節は堪能できた。
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