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扇辰日和VOL.49 [落語]

扇辰日和VOL.49
於:中野 なかの芸能小劇場

春風亭一力『牛ほめ』
入船亭扇辰『恵比寿の鯨(作・本田久作)』
早苗ネネ ライブ
入船亭扇辰『妾馬』

祝☆巨人軍ペナントレース優勝☆
野球もしばらく行ってないなー。
前はデーゲーム行って夜落語会行って、とかやってたけど。ドームのビール800円てのはどうにかならないものか。

久しぶりの「扇辰日和」。というか扇辰師が久しぶりな気がする。開場時間に行くと、既に会場に長蛇の列。相変わらず客層がやや若いような。

扇辰師の弟子の辰まきさんは病気療養中のためお休み。また最近の竜巻被害のため名前を「辰のこ(字面不明)」と改めたのだとか。

扇辰師の一席め、マクラはビールの話題。今年の夏はとにかく暑く、毎日一日中ビールのことばかり考えて過ごしていたのだとか。
「今日の仕事は浅草の夜席だけだから呑んじゃおうかな」などの誘惑を振り切って呑まずに仕事を終え、家でビールを呑むときの旨さときたら、ということでビールをグラスに注いで呑む仕草をするのだが、その見事で旨そうなこと。扇辰師の手の中にグラスが見え、思わずビールが呑みたくなった。
マクラと演目名のため、ビールの噺かと思ったが、江戸時代のももんじ屋の噺。ももんじ屋は現代でいうところのジビエレストランといったところか。イノシシやクマなどの獣肉を出す店なのだが、あまりに流行らないので恵比寿様に願を掛けて……というストーリー。
鯨鍋を食べるシーンがあるのだが、これがまた見事。熱々の椀ものをハフハフいいながら食べ、湯気が見えるよう。また、肉、大根、豆腐とそれぞれ少しずつ仕草が異なり、何を食べているのかがわかる。さすがという他ない。

早苗ネネさんは元ジュン&ネネの片方……といわれても私もよくわからない。昭和40年代に活躍したとのことだが、49年産まれの私にはなんとも。
紫式部などの女流歌人の和歌にメロディを乗せて歌う『花のいろは』『三輪山慕情』『しのぶれどきみがため』の3曲とジュン&ネネ時代の1曲(タイトル失念)。
しっとりとした確かな女性ヴォーカルを聴かせてくれた。

新潟長岡の白黒テレビでジュン&ネネを見ていたという扇辰師は「いいですねー、そっち(客席)にまわりたい!」とご満悦。
破天荒な八五郎と堅物の三太夫、鷹揚でどこかボーッとした殿様の対比が楽しい。
扇辰師の端正さが楽しめた会だった。

タグ:入船亭扇辰
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