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大日本橋亭落語祭2013 5月5日 [落語]

大日本橋亭落語祭2013 5月5日
於:三越前 お江戸日本橋亭

春風亭一之輔『堀の内』
三遊亭遊馬『幇間腹』
三遊亭兼好『磯のあわび』
笑福亭たま『みかん屋』
柳家三三『釜泥』
旭堂南湖『本能寺』
サイコロトーク 一之輔:スベってもいい話、遊馬:困っている話、兼好:楽屋の先輩後輩、たま:楽屋の先輩後輩、三三:相談したい話、南湖:困っている話

年に一度のお楽しみ、大日本橋亭落語祭が今年も開催された。
気合を入れて開場よりもかなり早めに並び、一桁番号の整理券を手に入れる。
しかし昨年も書いたけど、早く入った人間が場所取りするんじゃねえー! 整理券の意味ないじゃんかよ。同じ兼好師の追っかけで顔見知りなんで強く言えない自分が情けないが、そりゃマナー違反だろう。またその席に平気な顔して座っててまあ。「兼好ファンはマナーが悪い」なんて思われたらどうしましょう、あーやだやだ、一緒にされたくねーわ。こんなところでしか嫌味言えない自分も大概だけど。

さて例年通り、出番はオープニングのじゃんけんで勝った順に自由に選ぶ。じゃんけんはたま遊馬兼好三三南湖一之輔の順に勝ち。開口一番とトリは最後まで決まらないのが、いかにも日本人ぽい。

まずは一之輔師、いつにも増してぽやーっとした雰囲気で登場。
わーわーと畳み掛けるような語り口で一気にオチまで持っていく。オチは「羽目板洗ってらあ」ではなくもう一捻り。この形は初めて聴いたかも。

遊馬師は何度か聴いた『幇間腹』。
噺の内容は同じだけれど、今日はなんか噺の順番というか構成が不自然な気がして、こないだの独演会のときの方がよかったかな。
あとオチの前にお茶屋の女将「あなたもちょっとは鳴らした幇間だろ?」という一言がなかった。これがないとオチが引き立たないというか意味をなさないのでは……?

兼好師の『磯のあわび』は初めて聴いた。というかDVDに収録されていて持ってもいるし、iPhoneにも入れているんだけど、まだ見ていない。なんかいつでも見られると思うとダメだなあ。
兼好師は「これは今ほとんど誰も演らない噺。理由はつまらないから。私もそんなにいつも演るわけではなく、3年に一度くらいしか演らないから忘れやすい」とじゃあなんで演るんだというようなマクラ。ウケなかったときの予防線?
が、そんな気遣い(?)も無用の会場大爆笑。
鸚鵡返しで暴走するパターンで、スピード感のある笑いが繰り広げられていた。
ちょっと『あくび指南』とかにも通じる感じかな。

たまさんの『みかん屋』は、江戸落語でいうところの『かぼちゃ屋』。
相変わらず上下も切らずにわーっとがなるスタイルで、演じ分けもしないので気をつけないとたまに誰が話しているのかわからなくなる。
あっという間に一気にオチまで。今日は皆テンポが早い。

仲入りを挟んで三三師。今47日で47都道府県を回るツアー中じゃなかったっけ。どこかで演ってからきたのだろうか。
『釜泥』は三三師が真打になった直後あたりに何度か聴いた記憶があるが、今日はかなり久しぶり。そういえば三三師以外に聴いたことがないような……。
三三師もスピーディにトントンとオチまで。
高座を降りたあと、後の南湖さんのために釈台を準備していた。この会は前座さんがおらず、高座返しなども自分たちで行っており、手作り感に溢れている。各派の売れっ子揃いだろうに、こういう貴重なところが見られるのもこの会の魅力だ。……あれ初回とかこはるさんが前座でいたような……。

トリの南湖さん、上方の講談は毎年この会でしか聴かないので、上手なのか下手なのか私にはなんとも判断がつかない。話の内容も2割理解できてるかどうか。
ただ正直な話をさせてもらえれば、申し訳ないけれどもここは「江戸」で「落語祭」なんだから、トリではない位置かなあ、と思う。昨年もトリとってたし。なんか今日俺全方位に文句つけてる感じだなあ。

さてサイコロトーク、サイコロの出た目に応じてテーマに沿った話をするというもの。
確かテーマは
1:楽屋の先輩後輩
2:相談したい話
3:困っている話
4:スベってもいい話
5:出会った有名人
6:恐ろしい話
だったような。
サイコロの目が出た後に『ごきげんよう』よろしく観客がリアクションをとることに。たまさんは「こんなん覚えられないでしょー」と言っていたのだが、なぜか三三師がやたらこだわっていた。なぜだ。そしてたまさんもう少し粘ろう。
一之輔師は円窓師に稽古をつけてもらうのだが、散々失礼な言動をしてしまうという夢の話。
遊馬師は各方面から「酒をやめろ」と言われているのだが、一部からは「酒を呑まないなんて遊馬じゃない」と言われてしまう話。
兼好師は円楽党の某師匠の私生活の話。
たまさんは占いに凝っている女性先輩芸人の話。そこに乗っかった三三師曰く、小三治師も占いに信じているのだとか。さらにそこに一之輔師が乗っかり、前世が見えるという先輩に見てもらったら「家畜全般」と言われたとか。ひっでえ。
三三師は一門の兄弟子がかなりのネタキャラらしく、さまざまな粗忽エピソードを披露。
南湖さんは腎臓に結石ができたらしく、衝撃波で粉砕しようとしたら結石の位置がズレただけだったという話。衝撃波一発60円で、3000発必要らしい。たまさんが「18000円?」と暗算を間違えていた。おい京大出。

そんな感じで1日めは終了。明日も早く行って並ばねば。
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