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遊馬百席 第58回 [落語]

遊馬百席 第58回
於:板橋 みやこ鮨

三遊亭遊馬『厄払い』『長屋の花見』『茶の湯』

やっと中国から帰ってきたと思ったら、東京でもこの空模様。黄砂が俺を追ってくる。実際は黄砂じゃないらしいけど。
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RICOH CX4

遊馬師は42歳で、厄年。受け売りとのことだが、「『やく』は飛躍のやく、『躍年』と考えればいい」と言っていて、なるほどと思わせる。私も厄年になったら使わせてもらおう。
そんなマクラから『厄払い』へ。
節分の噺で、演れる時期が限られているからか、実際に聴くのは初めて。
伯父さんが与太郎に厄払いの口上を教えるのだが、遊馬師もあまり演らないためか、伯父さんもつっかえつっかえ。「伯父さんが教えてやる」というところを「おとっつぁんが教えてやる」となったり。
「覚えたか?」「伯父さんもつっかえつっかえで全然わかんねぇ」とか、「伯父さんはいつからあたいのおとっつぁんになったんだ?」などと自らツッコミを入れてうまく笑いに変えていた。
与太郎の邪気のない図々しさがいい感じ。

二席めは反対にやや先取り気味の『長屋の花見』。
遊馬師のは何度か聴いているが、今回は細部がだいぶ変わっていた。
いろいろ工夫を考えながら変えて行っているんだろうなぁということが窺えて興味深い。
月番ふたりのやりとりもよかったが、大家さんが子どもじみた頑固者になっていてかわいらしい。

『茶の湯』も同じく過去に何度か聴いているが、ちょこちょこと変わっていた。
抹茶が青きな粉ではなく粉わさび、椋の皮でなく粉石鹸になっていて、飲むのがより大変なシロモノに。
最初に一口飲んだご隠居さんの百面相と、定吉の悶絶ぶりがやたらおかしい。

来月は奥多摩の旅館で会を開くそうだ。奥多摩は好きなので行きたいのは山々だが、既に予定があるので残念ながら行けそうにない。4月6日の独演会には行けるといいなあ。
タグ:三遊亭遊馬
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