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新春おもしろ落語 in 千寿青葉 [落語]

新春おもしろ落語 in 千寿青葉
於:千寿青葉中学校

三遊亭兼好『真田小僧』『お見立て』

兼好師の地元北千住で開かれている無料の落語会。
お嬢さんの母校という縁で、今年で7回めだそうだ。
主催の人は兼好師が海外公演なども行う人気落語家だということを知ってるのかなあ。
この会の情報は地元町内会の掲示板にしか出ておらず、Webを探しても出てこないというなんともアナログな感じ。実は私も近所なので知っているという次第で、北千住に住んでてよかったと思える数少ないメリットのひとつ。
一昨年は来たのだけれど、昨年はあったのかなあ。あったとしたら気がつかなかった。

予定より人が集まったのか、並べた椅子を詰めてさらに椅子を追加していた。
始まる前に◯◯会長挨拶やら校長の挨拶やらがあるのがいかにも学校っぽい。

兼好師は風邪気味なのか、鼻をグズグズいわせていた。
一席めはマクラをたっぷりと。巳年にちなんでヘビの小咄などから、一門の正月の過ごし方、子どもについてなど。いつもの客層とは違うからか、毒は薄め。
「小児は白き糸のごとし」が出たので『初天神』かな? と思ったら『真田小僧』だった。
途中までは父親の方が強いのに、一気に逆転する場面が鮮やか。

二席めは普段学校ではできない噺ということで廓噺を。
そういえば兼好師の廓噺ってあまり聴いたことがない気がする。『お見立て』も初めてかも。
喜瀬川花魁が杢兵衛お大尽を嫌っているのは喜助も知っていて、「実は入院している」までは喜助のアイデアという珍しい形。
喜助と杢兵衛お大尽との掛け合いの緩急が素晴らしい。

二席どちらもたっぷりと兼好師を聴けて、これで無料なんて実にありがたい。来年も楽しみ、だけどもっと目立つようにしてほしい。
タグ:三遊亭兼好
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