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黒門亭 第二部 1974回 [落語]

黒門亭 第二部 1974回
於:落語協会2F

入船亭ゆう京『たらちね』
桂文雀『しびん』
入船亭扇辰『野晒し』
初音家左橋『お初徳兵衛』

ゆう京さんの『たらちね』での名前の説明は、普段聞き慣れたものと少し違っていて、初めて聴いた。

文雀師は扇辰師曰く「ネタのデパート」だそうで、いろいろな噺を持っているのだとか。
『しびん』は初めて聴く噺。
しびんをそれと知らず五両も出して買い求め、花まで生けてしまう田舎侍がおかしい。

お目当ての扇辰師は「前後で珍しい噺に挟まれて……」と当惑気味。
「私はお馴染みのところでご勘弁を」といいながら、鼻を釣ったり水たまりに座り込んだところで終わりではなく、幇間が出てくるところまで。きっちり最後までやるのも珍しい。
とはいえ冒頭で「一円よこせ、払う云われがないというなら教えてやる」といいながら理由がなかったり、「骸」についての説明がなかったりと割と飛ばしてる感じ。
最後までやると決めたから、端折ったのかな。
釣り場で唄を歌う場面では、ちょっとクサ過ぎの感もあったけれどもそれがまた面白い。
鼻を釣ったときはちゃんと鼻声になるとか、芸が細かい。
扇辰師は外れたことがない。

左橋師はネタ出し済み。
『船徳』の元ネタということは知っていたが、聴くのは初めて。
浄瑠璃の『曽根崎心中』がさらに元ネタとなっているとのことで、おなじみの『船徳』が古典作品と繋がっているとは知らなかった。

珍しい噺をいくつも聴けて得した感じ。
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コメント 2

アオサン

こんばんは、はじめまして
『桂 文雀  しびん』と検索した、こちらにお邪魔してしまうことになりました。
めずらしい話ですね。以前にも文雀師匠が珍しい話を浅草でかけて事がありまして、どう調べても分からないので、師匠本人にメールしてお聞きしたところ、『八問答と言いまして、春雨や雷蔵師匠に教わりまっした』と丁寧に教えてくれました。

野ざらし おもしろかったです。
扇辰師匠はあの直後、鈴本では目黒のさんまを先取りで?かけていました。

私のお目当ては左橋師匠でした。
あの人の目がいいです。

おじゃましました・
by アオサン (2012-08-27 00:29) 

Macky

アオサンさん

初めまして。
黒門亭は普段の寄席よりもじっくりと噺が聴けるのでいいですね。
また、お客の数が少ないからか、噺家さんものびのびとやられているような印象があります。

左橋師匠は私は初めてでした。
普段聴かない師匠の噺を聴けるのも黒門亭の魅力ですね。
by Macky (2012-08-27 15:09) 

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