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第248回 大師寄席 [落語]

第248回 大師寄席
於:川崎大使前 川中島神社社務所

桂枝平『猫と金魚』
入船亭扇橋『高砂や』
神田松麻呂『仙台の鬼夫婦』
入船亭扇橋『佐々木政談』

昨日は胆石の手術をするかどうか、まずMRIを撮りに行く。脳の検査のために撮ったことは何度かあるが、腹まで入ったのは初めて。別に閉所恐怖症ではないので狭いところは平気なのだが、私は子どもの頃のトラウマで火葬場が怖い。なんか火葬場の釜に入れられるような感覚がしてゾワゾワする。
終わってなんかご褒美ってわけじゃないけどちょっと美味しいものでも食おうかと某水生妖怪の名を冠した回転寿司に入る。実は初めて。くら寿司とかスシローもあったはずだが、とりあえず一番近くにあったので。ちょうど12時だったので混んでるかなーでもひとりならなんとかなるだろと思ったら、ん、ガラガラ? あれ開店直後? ってくらい客がいない。おやおや? と思いながら食べてみると、ああ~……。なるほどなあ~……。いやあの値段でと考えればすごいことなんだろうけど、いやあ~。結構太い道路のロードサイドなんだけど客は正直ですなあ。
そんでもって夕方からは高校時代の友人と飲み会。
コロナも落ち着いてきたということで久々に10人を超す人数が集まった。その中には普段はあまり来ない高校時代に好きだった人も。当時はまったく意識していなかったのだが、大人になってからよくよく考えてみるに、その人の見た目とか言動とかがウチのお袋そっくり。ええー、俺はマザコンじゃないと思っていたのだが……。それに気づいていた上で改めて会って話をしてみるとやっぱりかわいいと思ってしまう。DNAって怖いね。楽しく飲んで案の定二日酔い。
とはいえ焼酎ばかり飲んでいたからかさほど辛くはなく、昼前には回復したのでバイクに乗って川崎まで。薄曇りで上着がないと肌寒い。今年はなかなか暑くならないなあ。湿気のないからっとした暑さを味わえるこの時期が一番好きな季節なのだが、今年は肌寒いまま梅雨に入ってしまいそう。

川崎大師の近くの神社の社務所での落語会。
最近はなくなってしまったが、一蔵師と扇橋師が二ツ目の頃にやっていた駒込のらぐろ亭を思い出す。そういや最近近くを通りかかったときに見てみたら、妙義神社が建て替えられていて社務所があったところがマンションになっていた。

枝平さん、「文生門下の枝平と申します。文生、ご存知ですか。……気を使ってくださーい」。そういわれても。

枝平さんの後に扇橋師。チラシには3人の名前が書かれていたのでひとり一席ずつかと思っていたのだが、二ツ目の松麻呂さんがトリということもあるまいので真打の扇橋師は二席か。これは嬉しい。
扇橋師はこの会に前座の頃に1回、二ツ目の頃に1回、そして真打になって初めてで3回めだという。「呼ばれるたびに名前が変わっている。そうなると呼ばれるのはこれが最後じゃないかと……」。「扇橋」という名前を誰が継ぐのかという入船亭の会議の様子を話し、「扇遊師匠が普段と違った厳しい声で『いいかお前ら、最初はグーだからな』といって、それで勝ったのが私……ウソですよー」まあ信じる人もいないと思うけど。
噺の方はもうさすがに感想は出ないかなあ。

松麻呂さん、イケメンなのだろうがイマドキのシュッとした感じというよりも濃い目のちょっと前のイケメンという感じ。まあ俺はイケメンの歴史なんぞ知りませんが。

扇橋師の二席め、ちゃんとトリネタを持ってくるところがエラい。
利発でこまっしゃくれたな白吉に対して佐々木信濃守が慈しんでいるような雰囲気を出しているのがいい。

終演後に出演者の色紙が当たる抽選会。1/6の確率で当たるはずだがこういうのにほとんど当たったことがない。今日も安定で外す。
川崎っていつも通過ばかりで目的地としてきたことがなかったのでどこか行ってみようかとも思ったが、どうもなにかテンションが上がらないのでそのまま帰る。あっ、先週『大師の杵』聴いてたんだし、川崎大師に行けばよかったなあ。
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