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黒門亭 第二部 3814回 [落語]

黒門亭 第二部 3814回
於:落語協会2F

三遊亭歌きち『牛褒め』
柳家吉緑『置き泥』
柳家福治『鹿政談』
三遊亭天どん『老後が心配』
柳亭小燕枝『二番煎じ』

会の前にかつやで昼食。レジの横の席で、会計する人が途切れずにやってくる。今って現金での会計がほとんどいないのね。そこそこ高齢の人でも電子マネーで支払っていて、現金はホント10人にひとりふたりくらい。みんなPayPayやらd払いで払っている。私はどっちもやっていないのだが、会計はやはりスマホのクレジットカード支払い。最近現金で払うのが落語の木戸銭くらいしかない。一部の主催者は電子マネーの対応しているようだが、まだまだ現金が多い。しかしそうすると財布の中にぜんぜん現金が入っておらず、こないだはまったく札が入っていない状況で1週間くらい経っていた。そうするといざというときに現金が足りないってことがあるから怖いんだよなあ。

歌きちさん、まあ上手いというかそつのない感じではあるのだけれど、なんというか本人が楽しそうじゃないというか。余裕がないだけなのかもしれないけど、いっぱいいっぱいなのかというとそういう感じでもないんだよなあ。

吉緑さん、「さっき連雀亭に出番があったんですが、ちょっとだけ後輩のつる子ちゃんと一緒だったんです。……すごいですね、定員40名なんですけど開場前からずらーっとオジさんが行列作ってるんですよ。で、『つる子ちゃんのYouTubeのチャンネルを登録してる人ー?』って聞いてみたらみんなハイハイって手を挙げた」。……。「まあ僕も登録してるんですけど」。関係ないけどわん丈さんとつる子さんの披露興行のポスターができたけど、和服の正装の男女が並んでるからどう見ても結婚式の写真にしか見えない。
「その連雀亭、二ツ目だけの定席で365日毎日二公演やってるんですけど、お客がゼロってことがほとんどないんです。……ほとんどってことはたまにはあるんです。そうすると中止ではなくて、オーナーが『稽古していけ』っていうんですよ。で、ひとりが高座でしゃべって、他の3人が客席で聴くんです。これは地獄ですよ。『これは客こねえわ』って言われたり。お前もだよ!」。たまにそういう話聞くけど、さすがに客が2~3人てのは経験したことはないんだよなあ。

福治師は10年以上ぶり。そのときも黒門亭だった。
江戸の名物の話が出てきたので『鹿政談』だなということはわかったのだが、なかなか噺までたどりつかない。
なんか思い出し思い出しって感じ。

天どん師、「昨日、今日の仕事の時間とかを確認してたんですよ。そしたら小燕枝の名前があったんで、『あー、あの大ベテランの師匠の芸が聴けるんだ。勉強しなきゃ』って思ってたら白くてぽちゃっとしたのがきた。襲名以来会ってなかったから忘れてた。……皆さんも間違えてませんか。市弥くんがきますよ」。ひどい。というか天どん師もベテランの師匠を聴いて勉強するんだ。
「最近物忘れが激しくなりまして。僕駅から自転車で15分くらいのところに住んでるんですけど、家を出て10分くらいしてリュックに着物を入れるのを忘れるっていうね。もうサザエさんの世界ですよ。『♪落語しようと街まで~出掛けたが~ 着物を~忘れて~』って……あのもう少し笑ってもらえないですかね」。
噺は一年ぶりの『老後が心配』。今日も高座の上をゴロゴロと転げ回る。勢い余って落ちそうに。「落ちる!」と客席から声が出る。
前回りもしようとするが、「……いや、やめよう! 前に首やったことがあるんで……」前に「50になったらやめる」って言ってませんでしたっけ。

小燕枝師、「すいません、僕で。今でも上の師匠方からは『ニセ小燕枝』って呼ばれたり……。本物の小燕枝はどこにいるんですかね……」。
「今日は……あまり寒くない。なんでこの噺をネタ出ししちゃったんだろう。でも11月っていったら普通もっと肌寒いですよね?」と『二番煎じ』に。
今までに聴いたことのあるものとストーリーは同じなのだが、細かいところが結構違っていて新鮮味がある。
酒を飲んでいるときに気持ちよく唄い出すのは師匠譲りか。

終演後に小燕枝師が主任の池袋演芸場の芝居のハガキをくれた。一蔵師や扇橋師も出るから行きたいんだよなー。
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