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新宿文化センター落語会 萬橘と竹千代と信楽 [落語]

新宿文化センター落語会 萬橘と竹千代と信楽
於:東新宿 新宿文化センター小ホール

三遊亭萬橘 桂竹千代 柳亭信楽 オープニングトーク
三遊亭ば馬『から抜け』
桂竹千代『鮑のし』
柳亭信楽『出生の秘密』
三遊亭萬橘『甲府い』

先日入った居酒屋の突き出しがぐい呑みサイズの器に入ったあら煮でそれがとても美味しかった。これ単品で注文できますか? と聞いたらもう終わっちゃったとのこと。それ以来あら煮をたっぷり食べたくて仕方なかったので近所でランチにあら煮を出す店を探す。北千住は魚市場があるんで魚料理が美味い店が結構多い。4種類の魚のあら煮を名物として出す店で鉢皿にたっぷりと盛られたあら煮をいただく。うん、そうそう! これこれ! 美味い! ウマい! ……ウマいね……。いやこれだけ多いと魚の骨と20分以上格闘してもまだ食べ切れない。そんでまたコッテリと甘辛で煮込まれたコラーゲンたっぷりのあらは……飽きるね……。
日本人として魚をきれいに食べることを誇りにしておりますけれども、最後の方はちょっと適当になったかな。というのも食うのに時間かかりすぎて、この会に間に合わなくなるかもと焦りが出た。もっと時間に余裕のあるときに酒をちびちび飲みながら食べたほうがいいかもね。ということで開演時間10分前に会場に到着。

まずはオープニングトーク。
ふだんあまり絡んだことがないという三人だが、萬橘師が後輩ふたりを「ふたりともいい大学出てるんだよ。竹千代さんは明治の大学院、信楽さんは慶應」と紹介する。「萬橘師匠は?」と聞かれ、「あ?」と威嚇。「法政大学ですよね? 出たんですか?」「大学からは『出てもいいよ』とは言われなかったけどね」「……じゃあ法政の恥を晒してるわけですね」「おぉいっ!」とだいぶ下の後輩たちからいじられる。
萬橘師は芸歴20周年らしく、昨日の落語会では20周年Tシャツを作って祝ってもらったらしい。信楽さんは10年めでいろいろと聞きたいことがあるっぽいのだが、なんだかあまり噛み合わないままトーク終了。

ば馬さんは前座になって5か月めらしい。うん、まあそんな感じ。

高座返しをして竹千代さんが袖から出てきたところでば馬さんがダッシュで飛び出してめくりをめくって戻っていく。竹千代さんもポカンとした顔。
大家が町内きってのアワビ好きで、熨斗の根本を教えるカシラもアワビ好き仲間らしい。……そんなにアワビ好きなら四の五の言わずに受け取りゃいいのに……。熨斗の問答が「アワビ問題」とクイズ形式になっているのが面白い。

信楽さんは初めて。
広瀬和生氏がポッドキャストで大プッシュをしているのを聞いてちょっと聴いてみたかったんだよなあ。
小痴楽師と初めて話したときに「大学出てんの? どこ?」と聞かれ、「『学歴なんが関係ねえんだ』といわれるのかな、と思いながら『慶應です』と答えたら『どこだそれ』っていわれた。学歴って関係ないんだなって……」。
今わの際という父が主人公の出生の秘密を語るのだが、主人公としては金庫の暗証番号を教えてもらうほうが重要、という新作。なんども臨終と蘇生を繰り返しながら暗証番号を聞き出そうとするも、なかなかうまくいかないのがおかしい。

萬橘師、いつものように家族の愚痴などをマクラに。
……なんか今日は何を話したか全然覚えてないな……。でも面白かったのは間違いない。
豆腐屋の金公が善公よりも年下で、小僧からようやく上がったという感じ。最初ばかりでなく最後の方にもちょこっと出てきてガヤを入れるのが楽しい。
長屋の亭主の「魚屋死んだ?」というシンプルながら絶望的なつぶやきがおかしい。

この会場も建て直しをするらしい。てか今年来年建て替え多すぎじゃない? まあみんな高度成長期の同じような時期にポコポコ建てられたんだろうけど。
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