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第六十四回 一蔵ひとりの会 [落語]

第六十四回 一蔵ひとりの会
於:神保町 らくごカフェ

春風亭一蔵『たがや』『三人旅(おしくら)』『青菜』

クーラーの効いた部屋で猫と一緒にのんべんだらりんと過ごす。どっか写真撮りに行きたいが暑くて外に出る気にもならない。……いや暑いのは好きなので外に出るのは全然大丈夫なのだけれど、大汗かいちゃうと外ではどうにもならないのがちょっとなあ。洗顔シートとかでは限界あるし。

一席め、今シーズン初の『たがや』。夏ですな。
侍が刀を抜くところで「『抜けば玉散る氷の刃』というのは講談の話。落語に出てくるのは『抜けば錆散る赤イワシ』、ガサ、ガサ、ガサガサと」というのは定番の言い回しだが、その後の「まるで浅草演芸ホールの弁当の包み紙を一斉に開くババアたちと同じ音」というくすぐりはおかしかった。
その後はいつものように「練馬区ヤンキー列伝」や「隅田川テキ屋苦労譚」を差し挟みつつ噺が進んでゆく。
今日は特にヤンキー話に熱が入っていたようだ。
この『たがや』の評判が師匠の一朝師の耳に入ったらしく、「東京以外では演るな」と釘を刺されたらしい。

ネタおろしは『三人旅』の中の『おしくら』。
旅のマクラとして某師匠と青森に行ったところ、その師匠のタニマチと飲みに連れて行かれたという。酒に強そうな風貌の某師匠だが、3人で七合ほど飲むとベロンベロンになってしまったらしく、カラオケスナックに行ったら……と話す。「いつもはかなり盛っているけれども今日のは一切脚色なし」とのこと。最後には某師匠の名前もポロリと漏らす。
『おしくら』はだいぶ以前に聴いたことがあったと思うが誰でいつ聴いたか全然思い出せない。だいたい『三人旅』というと「びっこ馬」のところだしなあ。
三人のキャラクターをそれぞれ大きく性格を分けて演じており、わかりやすくて面白い。

三席め、マクラで「いとこに植木屋がいて」と話したところで「あ、『青菜』だと思った?」といって話を続ける。違うのかと思ったら話が一区切りしたところで「せっかく植木屋も出てきたので」とやっぱり『青菜』に。
今日はだいぶご隠居を控えめにし、植木屋とのコントラストを強めに。
夫婦の仲の良さも強調されていた。
タグ:春風亭一蔵
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