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三遊亭遊馬独演会 2018年6月3日 [落語]

三遊亭遊馬独演会 2018年6月3日
於:国立演芸場

三遊亭遊馬『池田大助』『大工調べ』『小間物屋政談』

梅雨前の休日、カラッと晴れて気持ちのいい天気。一年で初夏が一番好きだ。
そんないい天気なのだからバイクでどこかに行けばいいのだが、昨日夜更かししたために朝起きた時間が遅く、図書館行ったり日用品の買い出し行ったりとしていたらすっかり夕方になってしまった。
せめてもの抵抗に会場からもそんなに遠くない明治神宮へお参りに行く。
しかしまあ行くたびに思うが、これが大都会のど真ん中にあるんだからすごいよなあ。やっぱり神社だけになんだか神がかっているというか。
とはいえやっぱり外国人ばかり。まあアクセスしやすいしね。

今回もかなりの入りで会場がいっぱいになっている。
今回の趣向は「大岡裁き」のようだ。普段の寄席なら絶対にありえない組み合わせの噺が並ぶ。
これらの他にも『三方一両損』とか『五貫裁き』もあるし、大岡噺ってやっぱり多いんだな。
あー、遊馬師の『五貫裁き』聴きたいなあ。『五貫裁き』好きな話なんだけど、生ではほとんど聴いたことがない。

『池田大助』は他の人では聴いたことがない。まあみんな佐々木信濃守の『佐々木政談』だしね。
大助の子どもらしさと大岡越前のおおらかさがいい感じで混ざっている。
いつもだと話の途中でハメものが入るのだが、今日は三席ともなし。そのかわり大岡越前がお白州に登場するときに「大岡越前守様御出座~」という声が必ず袖から入る。後で遊馬師が明かしたところによると遊七さんだそうだ。

二席めの『大工調べ』、大家の因業ぶりがあまりない感じかな。
落語にはそもそも悪い人ってのはあまり出てこないからかもしれないが、遊馬師は特に悪役があまり似合わない気がする。
棟梁の長い啖呵の途中で中手が入る。まだ途中なのに……せめて大家が口を挟むくらいまで待ってほしいなあ。「びっくりしてしゃっくりして馬鹿になるな」なんてまだとば口ですよ。啖呵の途中で変に間が空いちゃうから遊馬師もやり辛そう。

三席め、こっちの大家は「悪意はないんだけど、結果的に悪役になってしまった」パターン。これはすごくしっくりくる。
親切のゴリ押しとか小四郎に対する逆ギレとかがおかしい。
お白州の場合では「一同の者、いつものように揃いよるか」と普段ならば絶対に入らないちょっとしたくすぐりも楽しい。

遊馬師のCDで唯一持っていなかった『子ども落語2』を購入して帰る。
タグ:三遊亭遊馬
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